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運動すると「頭が良く」なる3つの理由〜前編〜

みなさんこんばんは。

最近コロナ自粛でお年寄りが自宅にこもりきり、筋力低下に加え認知症の進行が問題となっています。

これはお年寄りに限らず比較的若い人でも起こりうる事です。

運動と認知機能はあまり関係ないととらえがちですが、ここでは運動が脳の機能に与える効果について考察していきたいと思います。

理由その1

五感からの情報、刺激を受け脳の指令により四肢を働かせるから

ここでは誰もが簡単に行えるウォーキングを例にとり考えてみたいと思います。

たとえば朝近くの公園や川辺を散歩する事を考えてみましょう。

朝、顔を洗い身支度を整えウォーキングシューズを履き外に出ます。

この時点で脳と体に適度な緊張感が生まれます。

外に出て少し歩いてみるとその日の体の調子がわかります。

ああ、今日は調子いいなとか、少し疲れているなとか、昨日食べ過ぎてお腹がもたれているなとか。

こんなふうに脳と体が情報交換し合い少しずつ運動量を増やすよう脳が指令を出します。

その指令に添って少し早く歩いたり腕を振ってみたり足を高く上げたり。

少し動けるようになると脳は体にさらなる指令を出し運動量は徐々に増えてきます。

脳から神経、筋肉の回路が徐々に活性化されます。

階段や石段を上ったり下ったりする時、視覚情報も重要となります。

しっかりとした距離感をつかみ足を踏み外さないようにするためには目と脳と四肢の共同作用が必要です。

僕は時々細い板の上をバランスをとりながら歩きますが、これも視覚情報、距離感、体幹機能などさまざまな脳や体の機能を使います。

散歩しているとその季節ならではの草花を目にします。

最近だと紫陽花がとても綺麗に咲いています。

その色や香りに視覚、嗅覚も刺激されます。

近くの公園ではくちばしや足の色が綺麗な橙色の鳥が餌をついばんでいます。

だいだいどり

自然、季節を感じ今を生きている実感がわきます。

公園に着くと決まった時間に多くの人がラジオ体操をしています。

一緒に体操を行うと、妙な一体感を感じ一人じゃないんだという安心感が生まれます。

ウォーキングやランニングをしている人にはいろんな人がいるのに気づきます。

若い人、お年寄り、カップル、親子、バンダナをマスク代わりにしている人、セントバーナード犬と散歩している人、全身日よけ衣装に身を包んでいる人、ダンスの練習をしながら歩いている人などざまざまです。

この人たちは普段いったいどんな生活をしている人なんだろうなどと空想するのも楽しいし想像力強化につながると思います。

一定の速度で歩いていると自然といろんな考えやアイデアがどんどんと浮かんでくる事があります。

一種の瞑想に近い状態になっています。

この段階ではすでに運動している事が自動的に行われており、それとともにより積極的な考えが頭を巡ります。

散歩を終える頃には少し呼吸を落ち着かせ、家でシャワーを浴び汗を流し朝食に向かいます。

これによって整った状態で朝の出発をする事が出来ます。


こうして考えてみるとウォーキングという運動がいかに脳への良い刺激となっているかがわかります。

一連の運動で脳からの指令が神経を伝わり筋肉を動かしていく回路を整えてくれます。

使わなくなった神経回路や筋肉はだんだん退化します。

これを毎日の習慣にすることと、朝何もせずに生活することを比較すると雲泥の差があるのは明白だと思います。

良い運動習慣は活発な頭の働きを促してくれます。


本当は理由その2、その3までまとめて書くつもりでしたが内容が膨大になってしまったので今日はここまでにします。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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