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葬式をあげるとき注意する「5つのこと」その五

お葬式を、挙げる立場(喪主、施主)になったとき、どういう風に物事が進んでいくのかを、紹介してます…

前回紹介のおさらい。
「生前に、葬式の話をしておく」
と良いこと。

①どこで挙げたいか。
②誰(どこまで)を呼ぶのか。
 弔辞は、誰に頼むか。
③予算は、どれくらいかけるのか。
 また、誰(どこから)が出すのか
③遺影の写真は、どれを使うのか。
④宗派(檀家になっている寺)は、どこか。
⑤戒名は、どうしたいか。

今回は、⑤について、お話します。

戒名とは、
1.受戒し仏門に入った者に授ける名。法号。法名。
2.僧が死者につける名前。
対義語:俗名(今の名前です)
---------------------------------------------

使われるところとしては、
ずばり、位牌です。
〇〇院〇〇居士 というように、
ある程度付け方は決まっており、
現世での貢献度により、名前の良し悪しが
決まり、良い名前ほど位が高く、あの世でも
優遇されるといわれています。

が!!
位が高い=値段も高い。

という、結局お金の世界です。

戒名は、
・宗派により、つけ方が変わる。
・位を選べる
・ただし、相場が決まっておらず、
 坊主の言い値になっている。
(位は、3段階 数万から数百万単位)

という特徴があります。
お金の要素が強いため、
檀家がある場合、同じ宗派であっても、
勝手に戒名をつけることはしません。
(互いの利益を守るためでしょう)

檀家がある方は、つけてもらうにせよ、
つけてもらわないにせよ、
檀家に話をする必要があります。

檀家がない人は、
通夜や葬儀の読経のお坊さん手配と
同様に、つけてくれるお坊さんを
決めることになります。

また、いつまでに戒名をつけておく
(=位牌を作っておく)
かというと、一般的には49日まで
となります。

★位牌は、作成に約2週間かかります。
 49日にまにあわせるには、
 葬儀後すぐに、動き出す必要が
 あります★

何故かというと、49日には、
閻魔大王の裁きがおわり、
来世の生き方が決まる日であり、

葬儀のときの白木の位牌※から
※この今の名前、〇〇〇〇の霊と
俗名が書かれています。
漆塗の本位牌に魂を移す。
という儀式があるからです。

ただし、いまは、戒名をつけずに
俗名のまま本位牌を作る人も
増えているようです。
そこには、戒名の値段がやはり
関係してきているのです。

《ポイント》
生前に、戒名について話しておくと
よいですね。
俗名のままいくのか、
戒名の場合、どこに、どの位(費用)で
つけてくれるのか。
つけたい場合は、その費用をきちんと
貯めておく。
あるいは、事前につけてもらっておく
こともできるので、こだわる人には
そうしてもらうとよいでしょう。

我々遺族は、迷わずにすみますから。

私の場合は、
お坊さん便というサービスをつかいました。

このサービスは、宗派ごとに
戒名を明朗会計で、つけてもらうことが
できます。
注文するとお坊さんから、連絡があり
故人の人柄などを確認して、
戒名をつけてくれます。
(一番位の高いもので20万円。
 低いもので6万円でした)

父は、戒名について何も語っていません
でしたが、家族で話し合い、祖父や祖母が
こだわったように、位の高いものを
つけようと言う話になりました。

5日ほどで、きちんと筆で書かれた
戒名が、つけたお坊さんの捺印とともに
自宅に送られてきます。

それを、位牌作成会社。
(まあ、葬儀屋が営業にきますから…)
35000円で、作成してもらいました。

トータル235.000円。

その他、法事の読経も、実は
お坊さん便で頼みました。
お布施も、35000円。
明朗会計ですね。
10万ほど包む人もいるみたいですので。

ネットサービスということで、
抵抗ある人もいるみたいですが、
逆に安心です。

これからの生活をするひとのことを
故人は考えてくれていますからね。


家の近くから、富士山がみえました。
こうやって、一つ一つ、雲が晴れ、
喪中から抜けていくのだなと。





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