人はなぜ、車やバイクの運転で法定速度を越えるスピードを出したいと思うのか。

そんな疑問のヒントを与えてくれる本を読んだ。

『悪癖の科学　その隠れた効用をめぐる実験』リチャード・スティーヴンス

スリルを好むから？

確かに、スリルを楽しむ人は、スピードを出すというのはイメージしやすい。スリルという言葉も、ジェットコースターやお化け屋敷など、自分の手に負えない状況が連想しやすい。
しかし、スピードを出すというのとスリルを好む、というのは相関関係があるがそこまで強い関係は見られないとのこと。というのも、スリルを好む傾向が少ない人もハイスピードを出した経験があるとの調査があるよう。

スピードを出したい欲求の心理と真理

運転は楽しい側面もある一方、退屈な側面もある。
確かに、山間部を走る高速道路や渋滞の中を運転する状況では、楽しいと感じることは少ないのではないか。

そのような退屈な状況を避けるために、スピードを出し、挑戦のハードルを高め自分の技能を試しているのだという。

考える、退屈の対応について

退屈だからスピードを出してしまうと、判断が遅れ重大な事故に繋がるのは言うまでもない。そこで、ドライブ中、ツーリング中に退屈と感じた際に、どのような思考、行動を取ればよいのか。
私のドライブ、ツーリングスタイルは基本的に高速道路を利用する。自宅から最寄りの高速道路入口から100〜200km先の出口を降り、観光した後に、同じ高速道路を利用し帰路につく。
このことから、退屈をしのぐのは、SA・PAで休息をとる。というのはもちろんであるが、ラジオを聴くというのが効果的なように思える。ラジオによって、話の手の話を視覚的に想像しようとするため、退屈しのぎになるのではないか。ラジオを聴く習慣はないが、次の出かけの際には実践してみる。
ただし、バイクを乗っているときにどう、ラジオを聴こうか。