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番外編:あなたのカルテ、読めません。


#仕事のコツ


医療者の皆さんが常日頃書いているカルテについてです。
1人の患者さんに対して、医師や看護師、リハビリ従事者、薬剤師、SW・・・色々な方々が記事を残していますね。

さて。
前任者が去り、引き継ぎのカルテをみた時、こんなことありませんでした?

「読めねえ。」



カルテでは略語のオンパレード、英語でカルテを書く人も。
手書きではミミズがのたうち回ったような悪筆。略語が入ってきた日には地獄ですね。

カルテは備忘録でなければ日記でもありません。
他の方と共有するものです。

あなたのカルテ、他の方が読めるように書いていますか?


「勉強不足だ!!」「略語くらい勉強しろ!」
このような声が聞こえてきそうですね。でも、違います。

明確に、貴方が悪いです。

誰でも読めるように書きなさい。

特にコンサルトや紹介状に略語を使ってはいけない。


むっちゃくちゃ失礼です。これ。
循環器内科だと、心雑音を"murmur"と書いたり浮腫を"edema"と書いたり。

日本語で書けや。


なぜ英語を使うのか理解に苦しみます。
他人が読めないカルテを書くなら、その患者さんに関する仕事を24時間休みなくいつでも対応しなさい、というのが私の信条です。

仕事は一人でやるわけではありません。
他人と、年も生まれも育ちも違う人が一丸となって治療にあたるわけです。
そこに必要なのは、共通言語です。
同じ言葉で話すこと、それこそが仕事のコツだと思います。

以上、私が常日頃から思うことでした。
自分の後輩には、上のことを徹底させています。




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