見出し画像

医療ミスをなくすためには、話しやすさが必須な理由

医療ミスは、どうして起こるのでしょうか。どうしたら防げるのでしょうか。

新人の看護師がいたとします。手術に使う薬剤の量がいつもと違うなと、気がついたとします。新人の看護師は、仕事をすることにまだ余裕がありません。通常の作業をこなすことに精いっぱいです。執刀医が不機嫌そうだったり、冷たい対応をするタイプだと、気軽に話しかけることはできません。もともと看護師は、医師に気をつかっているものなのです。普段から医師との関係性が弱いと、執刀医に薬剤の量が違うことを確認したら、そんなこともわからないのかと怒られてしまうかも、と考えることでしょう。

このときに、もし看護師が確認作業をしなかったとしたら、看護師を責めるのは根本的な解決策にはなりません。チームの作り方を見直す方が有効です。

手術室は、緊張感のある場所です。日常とは違います。デフォルトで緊張感があるのです。執刀医の私でさえ、久しぶりに手術室に入るときは、緊張します。新人の看護師は、手術室に入るだけで緊張してしまうものです。そんな場所で、新人の看護師が、心の抵抗がなく確認作業をできるようにするには、日常から話しやすい関係が必要です。チームの中での信頼関係がないと、話しづらいのです。
手術を安全に行うには、普段から心理的安全性を担保し、良好なコミュニケーションを持つことだが大事なのですね。

医療ミスがないようにしたい。そのためにはチームの中で、誰もが自由に自分の意見を言える状態にしなければならない。つまり、話しやすさが必要であり、心理的安全性が必須になるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?