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意見をもらったら「ありがとう」

心理的安全性のためのコツ。今日は意見をもらったときの話です。

例えば、こうしたらもっと仕事が良くなるのではないか?という意見をもらうことがありますね。そういったときは、どうすればいいのでしょうか。

大事なのは否定しないこと。その意見に同意できなくても、意見をくれたことには感謝します。ですから、「意見をありがとう」と言うようにしています。

もし、「そんなことしても意味ないよ」というような反応をしたら、どうでしょうか。多くの人は、その後は意見を言わなくなるでしょう。また、それを見ていた周りの人も、意見を言っても歓迎されないんだな、と認識して、積極的に言うことはなくなるでしょう。

人が言う意見にいつも否定から入る人がいます。本人は無意識に言ってるのかもしれませんが、言われた方は、あまり気分が良いものではありません。
「いや」「そうじゃなくて」というような否定的な言葉を使うと、相手はだんだん意見を言わなくなります。そういった口癖がないのか、確認してみましょう。

意見の内容に同意しなくても良いのです。意見を言ってくれたことに価値があるのです。多くの人が、いろんなアイデアを言ってくれた方が、新しい発想が生まれて、良いものが出来る可能性が高いのです。一人の力より、皆の力の方が大きいのですよね。一人でできることって、少ししかないのです。

もし、あなたが新人だったとして、何かいい案を思いついたとします。そのアイデアを話して、歓迎されたら、嬉しいですよね?そういう雰囲気があると、話しやすくなりますし、仕事にも前向きになれるでしょう。

私はスタッフ面接のときに、いつもクリニックの改善案がないか聞きます。たとえそれが新人でも、聞きます。特に新しい人は、まだ私のクリニックに染まっていないので、新しい視点をもっているから価値があると思っています。とても参考になりますよ。

意見をもらったら、まず「そうだね」「意見をありがとう」と言ってみる。そのように言われるだけで、相手の気持ちはずいぶんと違うと思います。
相手を否定せず、まずは一度受け止めてみましょう。



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