プチ禁ニコチン&カフェイン

この前の土曜日夕方くらいから、今日水曜日の夕方まで久々に禁煙&禁カフェインをした。

さいきん連用しているなと思ったのと、最近ソバキュリアンの本を読んでアルコールを基本飲まない生活をしていてたので、多分次手をつけるならタバコだなと思っていた。そこにちょうどよく嫁が盆休みで子供と家にいる時間が長いのでタイミングは今かなと。

元から吸わない日を2、3日間設けるというは意識的にも無意識的にもしていたので、どんな反応が心身に出るかは知っている前提。

断食も何度かやったことがあり、最高5日くらいはしたので身体の変化や欲求の波との付き合い方には慣れている方だと思う。

実際今回久々やってみて感じたことや考えたこと。

経過

・0日目以前
ショートピースを1日10本ほどと、コーヒーを1日1杯か2杯。
ちょうど最近水出しコーヒーがプチブームになっていたので味の探究も兼ねて飲まないといけないから美味しいけどちょっと嫌だなおもいつつ飲んでた。

・1日目
予想通りにいつもより眠い。ちょうど車で友人が移住した村に行く予定だったので道中や旅の途中で小刻みに寝る。
友達の家の庭先でのBBQにちょっと参加して、タバコ吸ってないからからと、田舎ののどかな空気と、雨上がりのせいでの蒸し暑さにちょっとなんだかビールを飲みたくなったのでビールを一本飲む。気分は特に変わらず。
酒を飲むと少しだけタバコが吸いたくなったので

・2日目
まだちょっと眠い。
嫁がお出かけ&嫁家の墓参りと昼飯について行ったが、まあゆったりとしたテンポの家族なので、タバコなくても問題なくいける。
昼寝をたっぷりして、もうそんなに眠気は無くなった。
夜はリモートワークだったが、あまりないイラッとすることが起きて、それに対する反応がいつもより荒くて多分これはニコチンの離脱症状じゃないかと思う。

・3日目
リモートワークの休憩でたっぷり休息取ったので、眠気はあまりない。

・4日目
朝起きると昨日のなんかやる気のない、若干不満気だった気持ちが晴れていた。寝起きもそんなに吸ってる時と変わんないな。いつもそうだけど、離脱症状がおさまるタイミングで吸ってもいいかなと思って吸ってしまうので、離脱症状好きなんだろうな。ワクチンの副反応もワクワクしてしまうタイプだし。離脱症状に負けて吸うのがなんか負けた気分になって嫌だという負けず嫌いな性格もありそう。
ということでタバコを買って吸った。4日くらい空けただけではヤニクラも不味いなと思うこともなく、普通に吸った。

メリット

・タバコ代が浮く
・ツイートが減る
・健康的な時間に眠くなる
・喫煙できる喫茶店を探す必要が無くなる

デメリット

・タバコの代わりにお菓子とか白米が欲しくなる
・思考がゆっくりになる
・新しいアイデアとか拡散的な思考が減る(おそらく一時的?)
・健康な生活様式になる
・喫煙ルームに行けない
・喫煙可能なバーやクラブ、ライブハウスで煙たい

その他

・過食について
前から思っていたんだけど、タバコをやめたらご飯が美味くなるっていうのは嘘な気がする。これは僕の食生活と関係しているからわかりやすいかもしれなくて、ご飯を定期的に食べるかどうかということに関わっている気がする。僕は基本お腹が空いていたら食べる、って感じなので、タバコを吸っていてそんなにお腹が空いてなければあんまり食べない。空いていないのに食べる習慣のある人は、そりゃ身体が求めてないからご飯は美味しくないだろうと。
タバコを吸うのをやめると食事量が増えるのは、美味しくなったっていうより、脳が禁煙によって低下したドーパミンとかそういう脳内物質の出力を調整するためなんじゃないかって思う。禁煙始めの2,3日まではこれが顕著な気がする。
食べたいってのも、なんかこれは個人的な食生活のせいかもしれないが糖質系な気がして、肉〜!とかにはならない。

・タバコの本数について
マジでこれは前から思っているんだけど、ワンパケの本数が多すぎる。
ショートピースが10本入りで気に入っているんだけど、値段上がってもいいから5本入りとかバラ売りにしてほしい。
10本あるとどうなるかっていうと、1日で吸いきれない、吸い切らないので次の日に残って、惰性で吸ってしまう。1,2本残った時も、明日また吸うの微妙だなと思って最後の不要な本数を吸い切るために喫煙してしまう。捨てたらいいじゃんとも少し思うけど、日本の民なので「MOTTAINAI」思考が良くも悪くも邪魔するんだよね。

・今回覚えた新技
前からしていたかのかは謎だが、今回気づいたのが、タバコを吸いたいという欲求が出てきた瞬間に心身がする反応として「ゆっくりの速度になる」というのがあった。言葉じゃ伝えにくいんだけど、何か日常動作をしていたら意図的に身体を動かすスピードを落とすっていうのと、思考も一旦スローにして、そのタバコ欲求をよく感じようと身体意識にフォーカスする、みたいな。
好奇心から来たものかなあと思うんだけど、結果的に急に湧き出る衝動に身を委ねずに済んだ。
この感覚を掴んだので、今回のプチ禁煙は一旦終了してもいいかなと思った。

・今後の禁煙について
長期的に禁煙をしたことは確か一回あって、2、3ヶ月〜半年くらいしたことがある。これを今の状況で再度やってみたい。個人的に感じる加速が減る感覚、これをタバコなくても再現簡単にできるのならタバコがいよいよ要らなくなる。アルコールを飲むことによって得られるリラックスや人との親近感、解放感、チル感は得るのが得意な方なので酒は簡単に断ち切れるんだけど、逆はねえ〜。多分できるんだろうけど。

・毒としてのタバコ
毒として捉えると、タバコへの耐性は長年かけて培われている。毒に強いというのは、ある特異なタイミングでは有利に働く可能性は十分ある。タバコを吸わなくなっても、タバコの煙に慣れていれば、例えばどうしても行きたい場所や会いたい人がいる場所が煙たい場所だったとしても、気にせず行くことができる。
昔パリでぼったくりバーに入ってしまった時、タイミング良く友人が逃げれたんだけど僕は一人店内に残された。そのタイミングで僕は虚勢を張るためだったんだろうけどその時持っていた手巻きタバコをゆったりと巻いて、たっぷり吸った。それが余裕に見えたのか、外に逃げた友達が警察を呼ぶと思ったのか真相は知らないが、なんか僕も逃がしてくれた。
スピリチュアル的な観点で言うと、煙は魔除けの意味があると聞くし、なんとなくわからんくもない。煙に巻くっていう表現もあることから、呪術的、心理的な効果は少なからずあると思う。
自分の好きな、慣れ親しんだ匂いを空間に充満させることは、多分心理的優位性を持つことに確実にプラスになると思う。
想像してほしいが、知らない奴が家に来て、タバコ吸ってその匂いが部屋に充満したら最悪じゃん。煙を吸わされているっていう事実に嫌煙家は怒るし、怒るってことは恐れていると同じことで、そうなると、煙が嫌いっていうのは心理的脆弱性に繋がるんじゃないかと思う。そういう意味でも、タバコに対してフラットにいられるっていうのは、強みになるという僕の見解になる。

・タバコを辞めたとして、他に辞めたい習慣は?
ちょこちょこやるスマホゲーム、暇な時につい見てしまうTwitterを見る行為、スマホを触る行為全般。思ったよりないんだよな。細切れ時間としては結構でかいんだけど。

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