展覧会レポ ダブルファンタジー
どうしても行きたい展覧会があったので、比較的空いてそうな平日に行ってきました。
DOUBLE FANTASY - John & Yoko (ダブルファンタジー展)@ソニーミュージック六本木ミュージアム〜2/18 当日券OK 大人2,600円
この展覧会は、2018年にジョンレノンの故郷イギリス リバプールで行われて大変な人気だったものを、オノヨーコの故郷、東京へ持ってきたものです。
展示は2人の産まれた時から、出会い、結婚、平和への活動、ジョンレノンの死とその後を2人の関係性を主軸に時系列で追ったものです。
私は、2人の子供のショーンの方に年齢が近いので、リアルにビートルズの熱狂などは知らないのですが、中学生時代、英語の時間に平和を願うアイコンとしての"イマジン"の歌詞を何となく教わったり、オノヨーコさんの事も、髪が長くてあまり笑わないから怖いな。みたいに思っていたのですが、この展覧会で新たに色んな事を知る事が出来ました。
*撮影OKだったので、写真を入れていますが、展覧会に行かれる方は、実際に体感されるのをお勧めします。
◇オノヨーコの凄さ
今回の展覧会で私の中の大きな発見は、ヨーコさんのバックボーンでした。財閥の家系に生まれ、子供の頃から英才教育を受け、父親の仕事の関係(銀行員)でアメリカと日本を行き来する幼少期、学習院大学でも女性として初めて哲学科に入り、コンセプュアルアートの道に進んだ彼女。絵画や彫刻とは違い、体験や体感を通して思想を感じてもらう事は、当時のニューヨークでもその前衛性や女性という事で、逆境に立たされ続けたのは想像に難くないかと思います。
明らかにお金持ちの良いとこの家族
この反逆精神はどこからきたのかな。
女性の権利、立場の不平等さにも疑問を抱いていた。
戦っているうちに、敵味方が分からなくなる"白い駒のチェス"
◇ジョンレノンと出会ったきっかけになった展示
ハシゴに乗り天井の文字を虫眼鏡で見る
◇2人の感性の共鳴
2人が出会った頃、彼らはお互いに家族が有りました。それぞれのパートナーとはお別れをして、出会って18ヶ月後に結婚するのですが、ヨーコさんが日本人であった事も有って、世間からかなり批判を受けました。
世間の注目を浴びる事を逆手に、2人は平和活動をメディアに発信します。ヨーコさんの平和への願いにジョンが共鳴したのかなと思いますが、それを歌詞や曲に昇華して、発信する事は物凄いパワーだなと感じました。
展覧会を通して、2人から受け取ったことはとても単純で、諍いを起こす事のくだらなさや、思い合う心の温かさ、愛。そして、その行動を起こすのは自分とあなたとその周りの人から。というメッセージでした。
◇終わりに
展覧会の中で、2人の発信する言葉や沢山の曲を聴き歌詞を読むと"今、あなたは平和のために何をするのか?"と何度も問われているように感じました。
2021年、コロナ禍で人間同士が争っている場合では無く、戦うべきはウイルスで早く平和な日常を取り戻したいと強く思いました。あたたかい気持ちで心が満たされる展覧会、お勧めです。
ちなみに、この展覧会とジョン&ヨーコさんは"第23回 みうらじゅん賞"も受賞しています。
おまけ
だいぶじっくり見て疲れたので、近くのカフェでお茶をしてから帰ろうと、Googleマップで検索。蔦屋の斜め前辺りの"カフェ・タピロウス"に。めちゃくちゃ美味しいコーヒーと、シフォンケーキに出会いました。
◇カフェ タピロウス ハンドドリップで入れた本日のコーヒーは"マチュピチュの豆"でした。しっかりコクがあるのに柑橘系の爽やかな後味、とても美味しかった。カプチーノのシフォンケーキも、生クリームがサンドされていて、長さ15センチくらい有るんじゃないでしょうか。しっとりふわふわで幸せです。振り子時計の音に癒さられ、ゆっくり休む事が出来ました。
家族のお土産には、青野総本舗の鶯餅とどら焼きを購入。あー、久しぶりにリフレッシュ出来た!
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