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あなたにとって幸せとは何か。

今年のテーマは「表現する」こと


過去のエントリーにそう書いてから、友人に
「表現するって、絵を描いたり踊ったりすること?」と声をかけられる。

でも、僕にとって表現することは
「好きを育み、五感的に他者が感じられるところに残すこと」

ボルダリングをすること
ダーツをすること
仕事をすること
本を読むこと
「note」を書くこと

全部僕にとっては表現。
そんな自分の好きを、何かしらの形にして残していきたい。

今年最初のエントリーは、「あなたにとって幸せとは何か?」
昨日参加した 北欧の公教育を学ぶイベントに参加したのがきっかけです。


「あなたにとって幸せとは何か」

以前のエントリーにも書いたけど、
今、僕の人生を創る問いは「あなたにとって幸せとは何か?」という問い。

この問いは大学院生活中、デンマークへ留学する機会があった時にふと目の前に現れた。

留学前の自分は、将来やりたいことなんてはっきりとした夢を持っているわけでもなく、分からないからやれることを増やす。とにかく成長したい。
と同年代、他者との比較軸で何をしたら強くなれるのか判断して意思決定し、これまでを歩んできた。

そんな状態で、留学先に行くと、異なるバックグラウンド・出生・年齢・思いを持ってそこにいて、比較できる人がいない。

果たして何を軸に自分はここで生きたらいいのだろう。そんな状況にあったからこそ、タイトルにある「自分自身にとっての幸せとは何か」を考えることになった。

World Happiness Report

さて、話は変わって、世界には World Happiness Report という、国際連合が発行するレポートがある。
レポートの中では、幸福度ランキングという、幸福指標の国別ランキングが存在し、毎年その国が相対的にどれくらい幸せである状態か報告されている。
(幸せにランキングを付けることがそもそもどうなのかという考え方はもちろんありつつ定量的に比較して施策を打つことが大切なので良い取り組みだと思う)

WHPでは幸福度を各国で生活する人々のCantril ladder(主観的幸福)を基に指標6つ+残差に分解されている。

- GDP per capita (一人あたりGDP)
- Social support (社会的支援)
- Healthy life expectancy (健康寿命)
- Freedom (人生の選択の自由度)
- Generosity (社会的寛容さ)
- Absence of corruption (社会の腐敗度)

上位にはフィンランド・デンマーク・アイスランド等、北欧に位置する国々が多く、
日本は2019年、58位(156カ国中)と順位付けされており、日本の指標を上位国と細かく比較すると、「Freedom」「Generosity」が低いのが特徴。

また、これら6つの要素は絶対水準ではなく、主観水準のため、自分が相対的に不幸だと思っている人、もしくは現状に対して何らかの満足感がない人が多いためスコアが下がっていると考えられる。

これらのレポートと、自身の体験を考えた時に、
「生活水準でみると、日本は裕福な国である一方、意思決定の自由度やミスや失敗に対する社会的な寛容性が低く現状に対して満足感がない人が多いのではないか」
という仮説を立てた。

僕は日本の幸福度も上がってほしい。上げたい。
そのためには、
①意思決定の自由度を本人が幸せだと思える内的ベクトルの育み、
②社会的な寛容性を国そして企業や学校などの許容される環境・仕組み作りと仮置きして構造的にも属人的にもアプローチしていきたい。

ちなみに、自由度と社会的寛容性の指標が低いのは、日本が島国であり、他民主を受け入れる文化がなかったことと、世界大戦後、敗戦国から返り咲くために生産性が過度に求められたことに起因するんじゃないかなと。直感的にも納得度は高い。


僕がなぜ幸せを求めるのか、そして日本の現状は把握したので、
次回は理想分析。幸福度の高い北欧各国で普及しつつある公教育から学ぶ。

少しずつ、解像度をあげていく。



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