腰痛持ちということもあって、よほど天気が良く暖かい日で無い限り、真冬に海に入ることは無い。２拠点を始めてすぐの頃は、喜び勇んで入ったりもしたが、やはり冷えが原因で、座骨神経痛に襲われ、自粛するようになった。

せっかく徳島に居るのにサーフィンできない、冬の間は身を持てあましていたが、最近は少しずつ、川西と変わらず日常の暮らしができるようになってきた。

今日のnoteは、そんなサーフィン・オフシーズンの過ごし方を紹介。

ジムで筋トレ

２拠点生活を始めて、サーフィンに没頭するようになっても、体重はなかなか落ちなかった。徳島の食べ物が新鮮で、たくさん食べるようになったせいかもしれないが、慣れた運動というのは、脂肪を燃やすわけでは無いことにも気づいた。

もちろん、まったく意味の無いことは無いのだが、当時はサーフィンに必要な筋力や体力も足りていなかったので、ジムに通うことにした。

私の通っているエニタイムフィットネスは、日本はもちろん、世界中に店舗があり、何処でも同じように使用することができる。

ちょうど徳島にも、店舗ができ、川西に居ても、徳島に居ても気軽に通うことができるようになった。

ダイエットには、有酸素運動というのが定番だが、実は筋トレの方が効果があるという説もある。

通い始めてすぐの頃は、軽いウェイトでも筋肉痛の嵐。それでも中２日で通い続けることで、みるみる体重が落ち、魅惑の胸筋も付くようになり喜んでいた。

でも、よく考えれば、マッチョになりたいわけでは無く、サーフィンに必要な筋力や体力を付けつつ、ダイエットするのが目的。

無駄な筋肉をたくさん付けても重いだけだと知り、トレーニングの内容を変えて、力任せに重いウェイトを振り回すのを止めた。

コロナ禍では、どんな運動をしていてもマスクは常時装着というルールもあり、サーフィンシーズンが終わっても、例年のようにジムに行く気がしなかったのだが、この年末年始の飲み食いで、気づけばまたまたお腹もぷっくり。

慌てて、ジム通いを再開。継続は力とは良く言ったもので、オフシーズンに体力や筋力をキープすることの大切さを改めて感じています。

YOUTUBEでイメトレ

最近は、サーフィンのノウハウ解説の動画がYOUTUBEに溢れている。一般のサーファーの気付き的なことから、一流プロのレッスンまで様々。

ついつい若いプロのサーフィン動画を見て感心していたのだが、よく考えれば、自分が若者のような動きをできるはずも無く、参考にならないことに気が付いた。

色んな動画を探していると、同年代プロのライディング動画を見つけた。プロといいながら、かなりのポッチャリ。そんなお腹でサーフィンできるのとちょっと馬鹿にしていたが、見てみるとこれが目茶苦茶参考になる。

ゆったりとした体重移動で、ボトムターンもトップターンもキレイにこなす。派手なスプレーやエアリアルは無いが、優雅に着実にダンディーに波を乗りこなす。

目指すところは、コレなんだと合点がいった。

なかなかそうした映像は数が少ないのだが、繰り返し見てイメトレをしている。

冬の海での楽しみ

天気さえ良ければ、サーフィンはしなくても、海には顔を出す。波が無ければ人もまばらだが、この誰も居ない海岸を散歩するのが、また気持ちがいい。

いい感じの流木に出会わないかと目をこらしつつ、ゆったりと海の空気を吸いながら、長い距離を歩く。風がある日は辛いが、晴れていると最高。

まさに海を独り占めという感じで、気持ちがリフレッシュする。

海岸には、馴染みの野良ネコもいるので、挨拶して回る。私が通う小松海岸の猫たちは、みんな耳がカットされている。

この耳がカットされたネコは、「さくらネコTNR」と呼ばれる地域猫。

TNRとは、Trap/捕獲し，Neuter/不妊去勢手術を行い，Return/元の場所に戻すことを意味しており、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする。

「飼い主のいない猫」に対し、TNRを実施することで，繁殖を防止し，「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、苦情や，殺処分の減少に寄与する活動がおこなわれているのだ。

みみ先カットは、命の尊重と「この猫のうしろには世話をする優しい人がいる」というしるし、徳島でそうした活動をする人たちの存在を知り、感動した。

だから、海で出会うネコたちは、みんな人慣れしてるし、とても愛くるしい。元々ネコ好きということもあるが、散歩で出会うネコたちと過ごす時間は、愛を感じるかけがえの無いものになった。

例年と比べ、今年は寒さが厳しそう。まだまだもっと寒くなるんだろうけど、早く暖かくなって欲しいな、今年もサーフィンを始める日が待ち遠しい。