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台湾有事ってことを考える

あんたにもホンキで考えても全く結論が出ないことがあったりするかい?

実際問題として、ウクライナでの戦争って事実は俺たちに実に複雑で解決する方法が思いつかないような悲劇を生み出し続けているわけじゃんか。

だってさ。
戦争での戦闘行為で起きている両国の死傷者ってのが現実に発生しているし、そもそもウクライナの街は破壊され続けて、そこに住まうヒトの幸せを破壊し続けているってのは避けようのない現実なわけだ。

じゃあ、その悲劇をどうやったら改善できるのか。
そもそも、今の状況は「悪い」ことなのか。

今回は俺が今の状況に対して「不満」に思っていることを整理してみようって回だ。

まずはよ?
一旦自分の感情を経由して物事を言語化してみることから始めてみようぜ。

軍備費を考える

昨今の情勢を受けて、軍事費をきっちり増やさんことには、日本でヒトが暮らす安全を担保できないんじゃね?って話がにわかに出てきているじゃんか。

確かにウクライナとロシアの関係を見ていると、台湾と中国の関係に思いを馳せるってのは自然な流れだと思うわけだ。

元々が同じ国だったって事実も、軍事力に歴然とした差があるって事実もまるで試金石のように思えるよな。

で、実際に台湾で有事となったとなら、沖縄の島々はぶっちゃけ、九州や本州よりも断然に近い場所で有事が起きるわけだ。

マジでありえねえんだよな。
普通に戦場になるかもしれないって状況がこの21世紀の世界で沖縄に起きているってわけだ。

石垣島とか旅行でいかせてもらったことがあったんだけれど、あのただそこにあるだけで幸せを感じられる島の風景が普通に軍艦で砲撃され、上陸された軍隊に攻撃され、それを日本の自衛隊が命をかけて防衛作戦を展開することで、あの島が地獄に変えられちまう。

これさ。
誰が幸せなんだって話じゃんか。

だってさ。仮に中国の人民軍のヒトが台湾に攻め込んだとして当然だけれども無傷って訳にはいかない。
台湾のヒトだって自分たちの領土を守るために必死になるだろうし、それこそ沖縄を守るために自衛隊だって動くだろう。
結果、台湾軍のヒトだって無傷じゃすまないし、自衛隊も傷を負うだろう。

軍事的な結果によって、台湾の土地が中国の実質支配を受ける事になったとして、その場合の国際的な中国への制裁は洒落じゃない状況になると思う。

台湾がそれに対抗するために必死で抵抗して、今のウクライナの様に各国の支援を受けたとしたら、今のウクライナ以上の兵器の実験場になるのは火を見るよりも明らかだ。

そして、沖縄はその影響をもろに受けることになる。

な?
誰も幸せにならんじゃんか。

その誰も幸せにならんことを防ぐために「俺強いぜ?」って主張をするって意味で日本が軍事費を増やすことは、無意味とは言い切れない状況になっているってことなんじゃないかって思うわけよ。

今よりマシな状況を想像する

でもさ、そんな暴力装置を前提としないとすべての幸せってのは実現できないんだろうか?

そう言う観点で行けば、「すべての幸せ」なんてものは、それこそ夢幻のごとくなりってなっちまうのかもしれない。

例えば中国に住んでいるヒトたちのことを考えてみる。
中国にはグレートファイアウォールなる仕組みがあって、俺たちが普通に使っているGoogleだのTwitterだのが使えない状況にあるって話があるじゃんか。

俺個人の感覚で行けば、自由にサービスが使えないってことだけで、何かしら抑圧されているって状況になるから、不幸なんじゃないかって思ったりもするけれども、それを代替するサービスがBATHによって中国国内で提供されているから、実のところ不満に思っているヒトって少ないのかもしれないとも思う。

そこの延長線上で考えてみると、もしかしたら中国に住んでいるヒトにとって、台湾に住んでいるヒトこそ不幸なんだって本気で思っている可能性だってあるんだよな。

仮にそう言う感覚があるヒトにとっては、「台湾のヒトの幸せ」を邪魔する日本の軍事力ってのは悪の力ってことになるわけだ。

いやはや困ったね。
コミュニケーションの分断ってのが価値観の分断の元になっているってスンポーだ。

台湾のヒトが、中国のヒトが、日本のヒトがそれなりに自分の現状に満足をしているけれど、その満足について共有できないから「幸福」の押し付け合いという名目で戦争という「不幸」を生み出すかもしれない。
なんだそのパラドックス。

なあ、あんたはどう思う?

どうやれば、俺たちはコミュニケーションを始めることが出来るんだろう?

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