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エンタメとモラルと

あんたも手越くんのジャニーズ退所のニュースを見たかい?

今回の手越くんの退所の理由は緊急事態宣言下で夜遊びしていたからっていうことらしい。

なにそのよくわかんない理由。
そもそも緊急事態宣言での「自粛」は法的に罰則規定は無くて、あくまで国民に自粛することが大切ですよ~っていう政府見解を述べたに過ぎない。

その前提で、夜遊びしていたからダメってのは、なんとも自粛警察的な匂いがプンプンするよな。

今回は、エンタメとモラルってものについて考えてみる回だ。

まあ、もしかしたら時代錯誤ってやつかもしれないけれど、ちっと付き合ってくれよな。

俺たちが楽しんでいた手越祐也というキャラクター

あんまり音楽番組とかをウォッチしていないので、手越祐也くんというキャラクターと触れる機会は俺としては結構限られていたんだよね。

定期的にあのキャラクターにふれる機会は世界の果てまでイッテQという番組くらいなもんなんだよね。

あのチャラい感じのキャラクターは番組に必須と言うわけじゃないかもしれないけれど、確かな笑いを俺たちに提供してくれていた。

画伯としての手越祐也くんはキッチリ俺たちに笑いを届けてくれていたよな。

緊急事態宣言が出されていた時に夜遊びしていたっていうことを知ったときでも、そのチャラいキャラクターの手越祐也くんが夜遊びしていたってことに対して特に違和感は感じなかったんだよね。

まあ、手越くんだしなぁ。くらいの印象だった。

会社という組織に俺たちが求めているもの

でもさ、手越祐也くんはジャニーズ事務所っていう会社組織の中で活動しているヒトなわけだ。

会社組織に対して、俺たち一般人はコンプライアンスってやつを求めるのが今や当たり前になってきている。

要するにイクナイことを会社としてしませんよ~って事を会社が必死こいて守るってのが当たり前って言うふうに俺たちは思っているわけだ。

この「イクナイ」ってのがまた面倒というか難しいことなんだよな。

単純に「法律を守ってますよ~」ってのならちっとだけ話は簡単になってくる。
法律を守っている事を証明することは弁護士なりのサービスを活用すれば出来るからね。

ところが法律ではなくてモラルってなると、とたんに話が難しくなる。
モラルを守っているっていう事を証明してくれるサービスは世の中にはないからね。

その前提に立ったときに、ジャニーズ事務所という会社において、手越祐也くんの夜遊びというのは、このモラルの問題だったんだと思うんだよ。

つまり、「誰もイクナイってことを証明してくれない問題」ってことね。

そうなると、会社という組織としてはそんなグレーな要素を抱え込んでいることは難しい。
その結果としての手越祐也くんのジャニーズ事務所退所って選択だったんだと思うんだよ。

結果として手越祐也くんというエンタメを俺たちが失うって意味

そう言うジャニーズ事務所という会社の行動はごく自然なことだとは思う。

でもその自然な行為によって俺たちが当面は手越祐也くんというエンタメを失うことになってしまった。

じゃあ、俺たちはなぜ手越祐也くんというエンタメを失わなければならなかったのか?
言い換えるなら、俺たちは手越祐也くんというエンタメを失わないために何が出来たんだろうか?

手越祐也くんが夜遊びをしないように何かできたか?
それは無いよな。っていうかあのキャラクターで夜遊びを自粛しているってほうが俺たちのイメージとのギャップがある。
むしろ、そのニュースを見たときに「まあ手越くんだしなあ」って思ったのは俺だけじゃないと思うんだ。

でもさ、俺のことで思い返すと、そのニュースを見たときに「そんなん当たり前じゃん」って発信をしていたかって考えると、まあ、してないわけだよ。

なんつっても「当たり前」なことだったからさ。

SNSで俺たち全員が発信者になっている状況だからこそ、俺たちの発信も「当たり前」じゃないことにしようって俺たちは普通に考えるもんな。

でもその普通の感覚があるってことをジャニーズ事務所は知ることが出来ない。
だって発信してないんだもんよ。俺ら。

だったらさ、まず俺たちに今出来ることは何かって話を考えると「俺たちは○○を責めてなんかいない」って事を発信することなのかもしれないな。

なあ、あんたはどう思う?

これから先、俺たちはどうやったら俺たちのオモシロを失わないように出来ると思う?

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