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深センのスピード感

あんたも今の激動の時代ってやつを肌で感じているかい?

実際、一連の新型コロナウイルス流行による社会の変化ってやつは、確実に世界を変えてきているって思う。
一番の日常である仕事のやり方がテレワーク中心に変わっただけじゃなくて、組織としての意思決定のやり方そのものにも変化が見られるような気がするんだよな。

で、この変化し続けている世界で、最も最先端を突っ走っている都市って言ったらどこになると思う?

シリコンバレーのあるアメリカか?
たしかにGAFAMを生み出した国として、さぞかし突っ走っているんだろうって思うよな。

ところが世界三大投資家として有名なビル・ロジャースさんは違う意見なんだそうだ。

その国の名は中華人民共和国。
香港で大騒ぎになっているあの中国だって言うんだよ。

今回は、中国のシリコンバレーと呼ばれている深センという都市について調べてみる回だ。

ちっと引く位の未来都市らしいぜ?
興味出てこない?

深センの場所

俺はちょっと前に中国から製品を輸入してたりしたことがあるので、深センという都市の名前そのものはワリカシ馴染みがあるんだけれど、実際どの辺の都市なの?って問われたら、あんたはイメージできたりするかい?

なに?おまえはどうなんじゃって?
俺に地理の知識を求めているとしたら、そいつは大間違いだそ(開き直り)。

ということでGoogle先生に聞いてみる。

ふむ、香港に隣接している大陸側の都市ってことなんだね。

もともとは小さな漁村に過ぎなかったそうなんだけれども、今や中国のシリコンバレーと呼ばれることもあるほどの大都市になっているらしい。
GAFAに対してBATHと呼ばれるBaidu、Alibaba、Tencent、Huaweiの本社が軒並みここにあるらしい。
すげーな。

深センのスピード

で、この深センという都市のスピード感は半端ないらしい。

って言うか、このスピード感を俺たちの日常で感じていたら、多分新型コロナウイルスの対応だって変わっていたと思うぞ。

なんでだって?
まずはこのページを見てみてほしい。

2020年2月24日に深センには新型コロナウイルスに対応する病院をたったの20日で作り上げてしまったってんだよ。

2月24日に俺たちが新型コロナウイルスについて「ヤバい」って気づいていて、それでこのスピード感で深センに病院が出来たって知っていたら、今のような対策で済ましていたはずないもんな。

ところが、俺たちは日頃から欧米のニュースはチェックしても中国のニュースなんて日常の中に取り込んでないんだよな。
そもそも、どんな放送局があるかすら把握していないもんよ。

この辺の情報リテラシーって見直してみても良いのかもしれないな。

いち早く非接触に対応するための無人機

深センのスピードのすげぇところはそれだけじゃない。
今年の3月5日の時点で無人自動車による医薬品の配送を実用化しているってんだよ。

なに?Google先生ですら自動運転なんて実現できてないのに中国に出来るわけ無いだろって?

多分、俺たちは認識を改めたほうがいいのかもしれない。
中国ではすでに無人タクシーやらドローンによる配達が実用化されているらしいんだよ。

これ、今の話だよ?
未来予想図とかじゃなくて、普通に使われてんだよ?

ちなみにAmazon Goばりの無人販売スーパーもすでに稼働しているってことらしい。
なあ、あせんなくてもいいぜ?俺もちょっと血の気が引くくらいの衝撃を受けている真っ最中だ。

地下鉄をスマート化する

その深センで実験的な試みが成されているらしい。
今ですらすでに夢っぽい感じなのに何してんのか興味ないかい?

どうも地下鉄の駅員さんの仕事を無人化しようってことらしい。
ちっとイメージわかないかもな。

例えば、改札。
顔認証で自動的に個人に課金される。
俺たちは何に触ることもなく地下鉄に乗るってわけだ。

ついでに顔認証で個人を特定するので、誰がいつどこに居たかってことをビッグデータとして保管できることを意味するよな。
そう言うデータを使って人の流れを捕まえに行くことができるので、多分ものとヒトの流れを有効活用できるってことなんだろうな。
それって都市単位でのAmazon Goみたいなもんだよな。おっかなオモロイ。

中国は民主主義ではない分、こう言うことのトライアルがものすごいスピードで動いているってことなのかもしれないな。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは中国という国とどうやって付き合っていけばいいと思う?

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