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部分的動員から日本の将来を考える

あんたもロシアでの部分的動員の大統領令のニュースを見たかい?

今の日本には徴兵制ってのがないから、具体的なイメージはつかないってのが正直なところだけれども、それでもその場に今生の別れを意識した家族の存在ってのがあるのは想像できる。

しかもその今生の別れの原因が他国への侵略行為だって感じていたとしたら、これは実にエグい。

なんつっても戦地に赴く家族が生き残るためには、具体的に誰かの命を奪う必要に迫られる可能性が高いんだもんな。しかも侵略者としてだ。

今回はロシアで戦いに投入されていくヒトたちの思いを想像してみる回だ。

ちっと「最悪の現実」ってやつを想像しておこうぜ。

予備役という存在

まずは今回の部分的動員の対象になっているヒトってのは軍務経験者、いわゆる予備役ってやつになるんだと俺は認識しているんだ。

予備役ってのは普段は普通の暮らしをしているけれど、いざとなったらお国のために戦いなさいよって立場ってのであってる?

ただ、今回の戦争は必ずしもお国のためにってわけでもないってのが日本に住んでいる俺たちの感覚としてはあると思う。

なんつっても「他国への軍事侵攻」のための戦闘なんだもんな。

ところが、この他国って認識がちと違うって話もあるのかもしれない。
だって、1991年まではウクライナとロシアは同じ国だったんだから。

日本の一部が独立して、そこを取り戻そうとして戦争が起きている感じ?

何その地獄。

その地獄へと動員される普段は普通の暮らしをしているヒトたち。

しかも、そんな事はしないよ~ってプーチンくんは最初は言ってたのだから、さらに気持ち的には揺れ動いちゃうやつだよな。

恐れていた無秩序

実際ロシアのヒトが最も恐れていたのは1991年当時のあの混乱が再来するってことだと思うんだ。

ほんの30年前なんだよな。
国が崩壊するってロシアのヒトが経験したのって。
まあウクライナのヒトも経験したわけだけれどさ。

で、今回の動員令を受けて、ロシア各地でデモが起きているってことなんだそうだ。

デモをしているヒトたち自身が感じているような気がするわけよ。
あの混乱がまた戻ってきてしまったって。

ぶっちゃけ、ロシアって全然一枚岩じゃない。
ロシア連邦っていうくらいで、実は22もの共和国の集まりなんだよな。

チェチェン共和国なんてなんか聞いたことあるじゃんか。
あそこもロシアなんだぜ?

ニュースでよく聞くクリミア半島だって共和国として認識されている。

これらの共和国が「プーチンくんの言うことなんて聞いてやんない!」そっぽを向き始めたらウクライナでの悲劇がユーラシア大陸のそこかしこで始まっちまうってこったよ。

で、そんなことをしても誰も幸せにならないってことをロシアの各地域に住まうヒトたちも認識していたのと、「動員はかけないからね~」って言う当初のプーチンくんの話を信じていたので、ウクライナでの戦闘が始まった当初は大人しくしてたってわけだ。

そこに来ての約束破りの動員令。

日本に住んでいるロシアのみなさんも結構な反応をしていらっしゃる。

30年前のあの悲劇がまた来るのか?
俺が当事者だったらその恐怖で震え上がっちまうやつだ。

日本も他人事ではない

そこまで考えて、ふと日本について考える。

いや、これ全然他人事じゃないよな?

台湾有事なんてのがリアリティを増してきている中で、沖縄の先島諸島のヒトなんて物理的に攻撃が来るってのが普通に考えられる状況なわけだ。

そんな状況で沖縄県知事には「沖縄を日米政府から取り戻す」とか言っちゃうようなヒトがなってしまっている。

ぶっちゃけ、沖縄に住んでいるヒトがどんな気持ちなのかってのがわからなくなるってヒトも出てきているように見える。

でもそんな分断なんて沖縄のヒトもその他の地域のヒトも誰も彼も幸せにならないやつだもんな。

だからこそ、沖縄の先島諸島に住まうヒトの安全を俺たちは考えたくなるわけだけれども、その安全を確保できるように政治は動いていない。

なあ、あんたはどう思う?

近い将来に日本に訪れてしまうかもしれない無秩序とどう向き合っていけば良いと思う?

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