見出し画像

心地よい仕事

あんたは自分の仕事においての自分の役割ってやつを考えることってあるかい?

仕事ってのは実に多くの役割が組み合わさって出来上がっている。

リーダーや幹部社員として組織を引っ張りながら、その組織で働きやすい状況はどうやって出来るのかってのを真剣に考えているヒトもいれば、お客さんとバチバチの交渉をこなしながら、どうやればWin-Winの仕事にすることが出来るのかって考えるヒトもいる。

当然のように、実際の作業を進めることで成果物をコツコツと積み上げていくヒトもいるし、みんなの作り上げる雰囲気を大事にするためにムードメーカーとして働くヒトもいる。

良く、組織としてヒトが活動すると何%かのヒトは必ず「落ちこぼれ」になるって話も聞くけれども、その「落ちこぼれ」ですら、組織にとって必要だから存在している。

今回は自分の仕事における「なりたい自分」について考えてみる回だ。

ちっと多次元的に広がりを見せている仕事における価値観ってやつを眺めてみようぜ。

ガキンチョの頃の仕事における「成功」

あんたにとって仕事の「成功」ってのは何なんだろう?

もちろん、売上が上がっただの利益が増えたなんてのは、会社という組織が基本的に利潤を追求している以上は動かしがたい価値観だ。

ヒトによっては、その会社の利益ってやつが伸びることと、自分の仕事の達成感をリンクできるタイプだったりすることもあると思う。
もしあんたがその感覚を持っているのなら、組織としての上位層を目指すのがあんたの達成感を効率的に感じられる状況につながると思う。

売上や利益ってやつは組織そのものの強靭さの源でもある。
それを作り上げるための工夫を自分以外の力を含めて作戦を練るってのはべらぼーに大変で、オモロイことでもあると思うしね。

俺もワカゾーの頃はそう言うのを自分が目指していくってのが心地よいと感じていたと思う。
父親がそう言う頑張り方をしていたのを見ていたしね。

心地よい仕事

で、仕事を進めるうちに、当然いろんなハードルというか障壁というか、そう言うものが出てくる。

当然のようにその壁に向かって突進していくわけだけれども、中には越えられない壁ってやつも出てくる。
その存在を感じるたびに自分の無力さってやつに打ちのめされる。

そして、その壁を無理やりかもしれないけれども超えてくるやつが周りに出てくるのを見る。
そこでふと思うんだよね。

「こう言う奴らを助けるほうが楽しくね?」だ。

「こうすればうまくいくんだから、従え!」よりは「このコトにかかわるヒトはこんなこと考えるはずだから、そこを突いてこう」のほうがオモロイって思ったんだよ。

そして、その作戦の旗を振るよりは、作戦を下支えするほうがオモロイ。

誰かを引っ張って仕事すると、どうしても引っ張っているって意識がデカくなって仲間に対する不満が溜まっちまう。
それに対して、下支えする仕事ってのはその上に立って踊る奴らがワクワクしながら仕事する姿を見ることのほうが多い。

俺にとってはこの下支えする快感ってのはリーダーとして引っ張る快感とは比べ物にならないくらい魅力だったんだよね。

もちろん、必要となるスキルは日々変わっていくって意味ではリーダーも下支え役も変わりない。

リーダーは世界観を広げるために、俺たちが想像もつかないような技術や人物関係を使って、俺たち部下が戦う戦場を広げていく。
俺はその広げられた戦場の意図を解釈しながら、現場で戦う仲間たちにその意図を伝える。

リーダーの意図が俺たちの仕事によってどこかの誰かの未来につながっているってことを伝えることが出来る。

なあ、こんな幸せなオッサンの仕事ってあるか?

俺の言葉がみんなが昇っていくって結果につながっていくって感覚。
そして、そのみんなが昇っていくことが誰かの幸せにつながる仕事を生み出していくって事実。

これが四半世紀働いてみた俺が感じる幸せな仕事ってやつなんだと思うんだ。

なあ、あんたはどう思う?

あんたの仕事。あんたは心から楽しめているかい?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?