メンタリストDaiGoさんの言葉
あんたはメンタリストDaiGoさんの炎上騒ぎについて何か見ているかい?
俺はあまり「炎上」って状態が正確に物事を見せてくれることってあんまりないような気がしていて、あえて調べてなかったんだよね。
でも当然ながら話題性がある発言なので、それに伴って色んな意見を表現してくれるヒトもいる。
今回はそんな一つの意見を書いてくれたキラさんのnoteの読書感想文だ。
まあ、俺の心の動きにちっと付き合ってくれよな。
自分にとって必要なヒト
今回読ませてもらってキラさんのnoteで印象深い言葉。
僕にも嫌いな人は居るけど、いかなる人も「要らない」なんて言われるべきじゃない。
出典:上記note
これってすごいと思うんだよ。
嫌いでも必要なヒトがいるって思うこと。
これって結構哲学的な話じゃないか?
だってさ、必要ってのはそのヒトの能力を使って何らかの価値提供をしている結果としての評価なのに対して、嫌いってのはぶっちゃけその嫌いなヒトの行動が原因ですら無いこともある。
嫌いの主体はあくまで自分自身なんだよな。
で、あらためてメンタリストDaiGoさんがどんな事を言っているかって話だけれども、「生活保護受給者やホームレスは自分にとって得がないから、彼らを食わすくらいなら自分の好きな猫を救え」ということらしい。
なるほど。
メンタリストDaiGoさんは生活保護受給者やホームレスの皆さんを「嫌い」なわけじゃなくて、「得がない」って思っているってわけだ。
その上で「好き」なものに力を注ぎなさいよって話なのかな?
そこで改めて思う。
好き嫌いでヒトを評価するのと損得でヒトを評価するのはどっちかが良いってもんなのかってさ。
「得」でヒトを切り分け「好き」で行動を決める
俺たちは社会で生きている以上は、自分にとってどんなメリットが有るのかってのを常に意識しているのは間違いないと思う。
より良い生活環境を目指すようなケースもあるだろうし、今の生活を維持するために保険をかけることだってあるだろう。
そう考えると「損得」で物事を判断することを悪いことって言い切っちゃうのはちっと問題がある気がする。
それと同時に俺たちには誰かを好きになる感情も嫌いになる感情もある。
こいつは感情なのでその感覚が沸き起こることそのものは俺たちにコントロールすることが出来ない。
ついでに言えばその感情の原因も俺たちには厳密には理解できないことが結構な頻度であると思う。
つまり「好き嫌い」で物事を判断するってのは自分の判断を自分がコントロール出来ないものに委ねる事になってしまうので、結構な問題をはらんでいると思う。
そう整理してみると、メンタリストDaiGoさんの発言は損得でヒトを切り分けて好き嫌いで自分の行動を決めるって言うことになると理解できるよな。
つまりヒトのことは損得で判断して自分の行動は自分のコントロール配下に置く必要がないって話に見えてくる。
そう考えるとさ、メンタリストDaiGoさんの発言に含まれている課題ってのは損得でヒトを切り分ける部分よりも、むしろ好き嫌いという制御不可能な現象に身を委ねてしまっているところにある気がするのは俺だけかね?
「損得」でヒトを切り分けることに対する嫌悪感
と、言いながらも俺の中にも「損得」でヒトを判断することに対する嫌悪感ってのは確かにある。
その表現には少なからず自己中心的な感覚ってのが伴う気がしちまうからね。
それと同時に自己中心的な要素をまったくもっていないヒトなんているわけないとも思っている。
今回のメンタリストDaiGoさんの発言は何も生活保護なんて仕組やめちまえって言っているわけでもないし、ホームレスは社会にとって無駄だからその存在権を奪いたいって言っているわけでもないと思う。
ただシンプルに自分はそれらのヒトを主体的に救いたいとは感じていないって言っているに過ぎない。
そう考えると主体的にそう言う状況に置かれているヒトを救いたいって思えているヒトって多数派じゃないってのは現実だと思うんだよな。
つまりメンタリストDaiGoさんの言葉は多くのヒトの感覚に合致する部分もあるんじゃないかって思うわけだ。
だけれども、だからといってメンタリストDaiGoさんの発言がより多くのヒトにメリットを与えていたかって言うと、そんなことはないと思う。
結局の所、俺の中ではこの言葉に落ち着く気がするんだ。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
出典:マザーテレサ
なあ、あんたはどう思う?
メンタリストDaiGoさんの「言葉」は俺たちの「運命」につながってしまうと思うかい?
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