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少子化って課題

あんたも少子化対策がどうのこうのってニュース眺めているかい?

こんなニュースも流れてきたよな。

流石に50年後は生きている自身は無いんだけれど、人口の1割が日本国籍を持たないヒトって世界観はちょっと想像がつかない。

ぶっちゃけ母数となる人口が減るんだから外国籍のヒトの割合が増えるってのは必然っちゃー必然ってことだよな。

ってか、今の政府のやっている少子化対策は効かないよって厚生労働省が自ら認めちゃったってことなのか?
まあ、人口減少率は若干鈍化したって言うから、まるきり効果がないってわけじゃないってことになるのかね?

今回は少子化という現実について考えてみる回だ。

ちっと、理由とか起こることとか考えておこうぜ。

少子化は何で起きるのか

そもそもだ。
少子化が起きる原因ってところからだよな。

ニュースでは「不景気だから経済的に子どもを育てられない」って話をよく聞くよな。

じゃあ、景気がめちゃくちゃ良いアメリカとかどうなんだ?

あり?
GDPの増加ペースが急激に上がっているタイミングで人口増加が鈍化してる?

むむむ?じゃあ景気と人口増加って必ずしも正の相関があるってわけじゃないってこと?

まあ、たしかに流行病の特殊要因があったよねって言われればそうかもしらんって思うけれども、少なくとも経済だけ何とかすれば人口が増えていくってのは違うみたいだ。

ヒトが子孫を残すための道具

そもそもヒトという生き物はなぜ子を作ろうとするのか?

恐らくは自分という意思の存在を受け継ぐ誰かが欲しいと思うからなんだけれど、それもヒトが言葉という外部記録を手に入れたことによる後付けの理由な気もする。

より本質的には生き物は子孫を残すように設計されているからなんだよな。

ところが、ヒトという生き物は実に複雑な社会なんて道具を手に入れちまった。
いや、その道具を手に入れなければヒトという生き物は生き残ることすらできなかったほど脆弱だったんだけれどさ。

で、この社会って仕組みはヒトがシンプルに生き物として生きていくことを難しくし続けた。
家族という社会の最小単位を社会のなかで存続させるための決まりってのを作らざるを得なくなった。

そして、その家族を維持するためにその決まりを使うわけだ。
経済って言う決まりを。

ヒトの命

そして、子どもはその経済で価値を産み出すことが本質的に出来ない。
教育っていう訓練を経由しないと理解できないほど、社会って仕組みが複雑になったからだ。

こう考えていくと、経済と人口減少の因果関係はありそうにも思えてくる。

でも、たぶんそれだけじゃないんだよな。

俺が思うに、一番でかい要因ってのは医療技術の発展ってことにあると思うんだ。

なに?言っている意味がわからんって?

まあ、そうかもなぁ。

昔はめちゃくちゃ多くの子どもを一人の女性が出産していたってのがあるじゃんか。
昔の方が経済的には小規模だったはずなのにさ。

じゃあ、なんで経済的に厳しいのに、子どもを増やそうとしていたのか?

おそらくは亡くなってしまう乳幼児がめちゃくちゃ多かったからだよな。

もちろん、今の社会と比べるとシンプルな社会だったからある程度育った子どもでも経済的な支援につながる活動ってのが出来ていたって側面もあるとは思う。

でも、そもそも赤ん坊が生き延びるってことがヒトという生き物が他の生き物に比べて難しいって特徴もあるんだよな。

人間の脳は他の生き物に比べてでかい。
なので、他の生き物と同じように成体に近い形で出産するには産道が狭すぎる。シンプルに頭がでかいからね。

じゃあどうするか?
他の生き物から見ると未熟児として出産するって方法をヒトという生き物は選択した。

で、未熟児なんだから当然普通に命を落としてしまうケースが増える。

その悲劇をヒトは社会という仕組みで何とかしてきたわけだ。

社会が高度化するなかで、医療技術も発展して、赤ん坊がすぐに命を落とすケースも減ってくる。
そうなると何が起きるのか?

そう。
出産の数が減るわけだ。

だってそうだろ?
そもそも出産ってのは女性にとって、比喩じゃなく命がけの行為だ。
母子ともに健康です。
この医療が進んだ現在ですら、その言葉は脈々と使われ続けている。

本質的に出産ってリスクなんだよ。
個人にとっては。

そのリスクを越えてでも自分の意識というか爪痕というか、そう言うものを子どもたちに継いでもらいたい。
でもそのリスクは最小限にしたい。

そう言う理屈で考えると、医療が進んだ今の状態では、少子化は止める方法って無くないか?

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは、このまま俺たちの言葉を継ぐ子どもたちを減らし続けるしかないんだろうか?

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