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はじめて読むパウロの手紙

はじめに、ローマ人への手紙を読んでいきます。それで、このシリーズ「はじロー」。

新約聖書を読むと、福音書のあとに使徒の働き(使徒行伝)、そしてパウロの手紙が続きます。

「手紙」は、それが書かれた時の差出人と受取人の事情がわからないと、他人が読んでもさっぱりわからない、というところがたくさん。

というわけで、パウロの手紙を初めて読む時、ちょっと知っていたら、少しはわかりやすいかも、というようなことをぼちぼちとまとめて書いてみています。

パウロの手紙で、新約聖書で最初に登場するのはローマ人への手紙です。これから手はじめに。

第一部は序論部分。この手紙のテーマと目的を提示しています。「福音」という言葉がこの短い部分に集中して語られます。第二部が本論の前半、罪びとがどのようにして義人にされるか。恵みによりキリストのわざにより信仰による、ということが明示されます。一番長いのが第三部。義とされた人はどのようにして神に生きることができるか。福音は死後に天国へ行く切符を保証することだけでなく、今、神と共に生きることを保証するものです。

全体にわたって、ユダヤ人をはじめとしてギリシャ人も、すべての民族にむけての福音のメッセージが伝えられている手紙です。

第一部 1:1-17 「福音の信仰による義人は生きる」

第二部 1:18-5:11「ユダヤ人もギリシャ人も福音の信仰によって義とされる」

1.すべての人は罪人1:18-3:20

2.キリストの贖いへの信仰ですべての人は義とされる


3.義とされ神との平和を得た人の生きる喜び

第三部 5:12-16:27 「義とされたユダヤ人もギリシャ人も福音の信仰によって生きる」

1.すべての人が死のからだからの救いを得て生きる


2.すべての人が神のあわれみで救われて生きる~特にイスラエルに関する預言を含む~


3.あわれみによって救われた人が神にささげて生きる~特に異邦人に関するキリストの律法~


4.パウロ~神に生きた人の模範と神の働きの交わり~

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