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近況 卒業式、江ノ島など

卒業式と学位記授与式に行ってきた。

今年初めてスーツを着て、ネクタイを締める。革靴を履く。やはり慣れないけれどスーツを着ること自体は嫌いじゃないなと思う。式では久しく会っていなかった人と再会できたりなど、なかなか楽しかった。参加必須ではないから当日まで行くか迷ったのだが、行って良かったと思えた。

「行くか行かないか迷ったら、行ったほうがいい」という誰かの格言があった気がするが、本当にそうだと最近よく感じる。

似たニュアンスで「何もしないよりは、何かした方がいい」とも思う。当たり前かもしれないが。暇で退屈な時間から得られるものも多いけれど、何もしていないと鬱々とした気分になることもあるし、孤独も強く感じるし、何もしていない自分自身が嫌になったりする。かといって忙しすぎるのはもっと嫌。だからそのバランスを、自分にとっての理想に近づけられるよう試みていくことは大事なのだろう。これは人生においての大きなテーマなのかもしれない、と考える。

式の翌日には江ノ島へ行った。休日だったこともあり人がとても多く、混雑していた。行きの電車で乗り換えの時に、一人の男性に英語で話しかけられてどの電車に乗ればよいか聞かれ、江ノ島へと向かう電車を教えた。海外から来た観光客だろうか。少しの会話だったけれど英語で交流するのは何だか懐かしい感覚だった。英語で話すことが、この先どのくらいあるだろうか。もうだいぶ忘れている。また海外に旅行とか行けるのだろうか、いつ行けるのだろう。コロナが収束することなどあるのか。かつての日常は戻るのか。戦争はいつ終わるのか、世界平和など幻想に過ぎないのか。色々考え始めると止まらなくなる。

江ノ島には何度か訪れているが、今回まだ行ったことのなかった新江ノ島水族館に行けたのは嬉しい。館内は広々としていて、クラゲを強く推していたのが印象的だった。大小様々の、カラフルで綺麗なクラゲを見られて良かった。そして何故だかエイが沢山いて、見たことないユニークな魚も見れたりと楽しかった。ただ、とても混んでいて騒がしかったのは少し残念。やはり水族館は静かな方が雰囲気があって良いし、僕は基本的に人が多い場所を好まない。

江ノ島を巡った後は、実家に帰って何日か過ごした。親に渡すべき書類をいくつか渡した後は実家で特にやることもないので小説や漫画をひたすら読み、そして酒を飲んでいた。僕がビール好きであるのを知っている母がビールを冷やしておいてくれていたので、ありがたく頂いた。そして母親の手料理も沢山食べた。母が作ってくれるご飯はとても美味しいから、つい食べすぎてしまう。

短い期間だったけれど実家でまったり過ごすのも良いものだと思う。でも正直なところ、実家のどこかぬくぬくした雰囲気に居心地の悪さを感じる時もあった。家族のことを嫌ってるとかではない。だが、何となくどこか心理的に大きな溝が空いている気がする。それはとても寂しいことだけど、実際にそう自覚しているのだから仕方ない。この「溝」については今後も考えていかなければと思う。


いよいよ来月には働き始めるわけだが、割と楽しみにしている自分がいる。とにかくまずは柔軟に適応することにのみ集中していきたい。

多分これが学生として最後の投稿になるけど、これからも気が向いたら何か書きたいと思うので今後ともよろしくお願いします。

読んでくださり、ありがとうございました。 今後より充実したものを目指していきます。