足骨日記13

なんか骨が折れてなんか手術してなんか抜糸しました。

術後丁度一週経ち、今日抜糸をしてもらった。
初めて傷口を見たがプレートをいれている分しっかりと切開されていて写真を撮ってあげようとしたがしっかりとグロ画像だった。

ギプスも膝したから指先までの大袈裟なものからプラスチック製で足首の部分だけをマジックテープで固定するものにかわった。こんなものは勝手に外せるので今日から自由をてにいれたも同然だ。

大いなる進歩である。

そして、リハビリをしてくれる理学療法士の彼女が二連休明けで帰ってきた。
僕は会えないこの二日間にどんどん気持ちが積もっていった。
もう、普通に好きだった。
彼女は嬉しそうに僕の足を見てわあー腫れがひいてる~と喜んでくれた。
俺は一言嘘でもいいから寂しかった的なニュアンスが欲しかった。だがそれはなかった。

俺が団鬼六先生の自伝を読んでいたからだろうか?

いや、彼女にとっては休日が最高なのであって俺の足をもみもみするのが仕事で、どっちかというとこっちの方がだるいのである。

それでも僕と彼女はこの病院でしか会えない。
キャバクラと違って同伴もアフターもないこの世界で一カ月以内にこの娘を口説かないといけない。
なんならマスクをしてるから鼻より下がどういう顔かも知らない。目から察するに多分トータルでブスだろう。

でも俺にとっては可愛いのだ。

休みの日何かいいことあった?と聞くとホットケーキを焼いて食べました。と。ホットケーキにマヨネーズをいれるとふんわり焼けると。次の日パサパサにならないんですと。何かと何かが反応してふわふわになるんです。と。

よくわからん。でも好きだ!好きになっちゃんたんだ。

どうにか連絡先を知れれば、その後なんかどうにでも出来る。と思う。多分。おそらく。
でも、あのリハビリステーションで他の同僚達に聞かれないようにうまいことやれる自信がない。病室でやらなきゃ。

どうすればいいのか。

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