見出し画像

#10:家族の恒例行事:夏の花火大会

我が家の恒例行事には「夏の花火大会」もありました。二番目の子が自閉症だと診断されたこともあり、いろいろな経験を通して子ども達が成長できるように考えていました。3番目の子が生まれてから、私たちが交際中は毎年花火を見に出かけていたこともあって、家族のイベントとして夏に花火大会に出かけるようになりました。

主人とのデートのときは気軽に出かけられたけれど、家族一緒だと何だかイベントのように、お菓子や水筒などを用意して遠足のような感じでした。
子供が3人ともなると、女性性を忘れてしまうほど楽しみながら取り組んでいたので、子育ても板についていました。美容師だった私にとって、この時期はおしゃれと縁遠くなった時期でした。

久しぶりに見る花火大会の打ち上げ花火は、豪快でとてもきれいなものでした。その情景は今でも鮮明に覚えている家族の思い出の一つです。そして、この思い出がよりはっきりと思い出せるのは、自閉症だった二番目の子がその豪快な音を怖がってしまったので、落ち着かせることを一番に、私と二番目の子は車の中で観賞することにしました。家族での初めて見る花火は、臨場感あふれる大きな花火とその豪快な音に感動をする瞬間と、花火の大きな音におびえる子どもへの対応に一生懸命に向き合った場面が連続したこともあって思い出深く残っていました。
翌年からは、子ども達も全員が大きな音にも慣れて、家族みんなで花火大会を楽しめるようになり、恒例行事になっていきました。

花火
Adobe Stock

三人の子供がいることで、なかなか1人では全員の行動についていくのは難しく、主人と手分けをしながら面倒をみていました。幸いだったのは、夫婦二人とも子どもが大好きだったのであまり苦になることはなく、どうやって子ども達を楽しませようかとよく考えたものでした。

そんな子育ての歴史があったからか、現在一番上の子は家庭をもち子供2人に恵まれて、私たち夫婦同様に子育てを楽しんでいる様子が感じ取れます。去年からは、孫たちも少し成長してきたので、家族キャンプにもデビューしたみたい。自分が育った環境を参考にしながら、同じように孫の子育てに取り組んでいるのかなと。キャンプや花火は我が家にとって、子供の成長を計る行事だったので、それが孫達にもつながっているのかしら…と振り返ると感慨深いものです。書きながらいろいろな思い出がよみがえってきます。

Adobe Stock

今は子供たちも成長して、あんなに忙しくしていた頃が懐かしいくらいです。楽しい思い出もつらい思い出もたくさん。どんな思い出でも、いつも主人とその都度共有して一緒に悩んできました。(前回書いた幼少期に息子が自閉症だと診断されたことだけは、自分にも時間が必要ですぐに共有とはできませんでしたが…。)

そして、もう一つ私なりの心がけは、大切の順番はパートナーであるパパが1番で、その次が子ども達。パートナーを大切にできていれば、子ども達にもその想いは届く。私一人で解決できることや、日中の子どもとのかかわりなども、主人がその場に居なくてもパパの存在を子ども達が常に感じてくれるように心がけて接していました。

私たちが伝えられる夫婦円満のコツ、夫婦でお互いに気を配って過ごすということ。この気持ちを大切にしながら、これからも二人の時間を楽しみながら一緒に過ごしていきたいなと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?