望月優大 『ふたつの日本』で示される「移民」とは誰なのか(その1)
望月優大(2019)『ふたつの日本 -「移民国家」の建前と現実』(講談社)
を読みました。ここのところ、SNS等で、感想、書評等が続々と発信されていて、いまさら感は否めませんが、本書で描かれている「ふたつの日本」に深く関わってきた人間として、書かずにはいられませんでした。
4月1日に改正入管法が施行され、「出入国在留管理庁」もスタートしました。今後、「外国人材」として、多くの外国人が日本で働くようになります。この動きはもう誰にも止めることはできません。だからこそ、これま