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砂時計と少年

道草ばかり 僕の靴
ちっとも言うこときいてくれなかった

あの頃は夕方がとても長くて
夜が短く感じたものさ

一度流れてしまったら戻らないと
思ってたけど、そうじゃなかった

白い月 追いかけて走った朝
太陽が昇りきるまでずっと見てた

懐かしい夢から覚めたら今日も
サラサラサラ時を刻んでゆく


砂時計みたいな僕たちの心に
優しい気持ち詰め込んで
ひっくり返してみる

溢れることはなくても、決して枯れもしない
ほらあの頃と変わっちゃいない
いない いないよ


鏡の前に立つ 少年はそこにいる


砂時計みたいな僕たちの心だから
何度なくなっても、決してなくならない

一人分の量は変わらないっていうこと
ひっくり返すたび思い出すんだ

砂時計みたいな僕たちの心に
優しい気持ちを詰め込んで
ひっくり返してみる

溢れることはなくても、決して枯れもしない
ほらあの頃と変わっちゃいない
いない いないよ


今でも道草ばっかり 僕の靴

少し大きくなった足あと 見つけた

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