現実との境目を象徴する場所を描くマッドハウス

アニメは実写映画と違い、基本的に手描きであったり、CGを使ったりした作り事の世界である。だけど現実を緻密に描くことで、作り事を本当みたいに感じさせるものがある。たとえばジブリの宮崎駿や高畑勲の作品がそうだろう。

そうした流れを組んだアニメの中には、現実を描きながら、どこか非現実的な境目のある場所を描いている。今年注目すべきは、同一のスタジオがそのような場所を立て続けに制作しているという面白い流れが起きていることだ。そう、マッドハウスである。

今回は『宇宙よりも遠い場所』が『この世界の片隅に』『きみの声をとどけたい』と連鎖する、静かな新しいスタイルの分析に続く、話題となった『若おかみは小学生!』を加え、“場所”に注目した2018年のマッドハウス作品の完結編です。そこには、ジブリが解散し、高畑勲が逝去して以降の可能性が描かれていると言っていいだろう。

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現実との境目を象徴する場所を描くマッドハウス

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