見出し画像

終活

あまり 「〇〇 活」 という言葉は好きではないのだが、昔から 「人生って 50 年くらいで良くない?」 と思っている。

かといって人生の終りを好き勝手コントロールできるわけでもないのだけれど、そろそろ考え始めてもいいなぁと、数ヵ月後に誕生日がくるので思っている。

時間があれば、お金があれば、私は何をしたいのだろう。
人生で何に重きを置いて生きたかったのか。

知らないわけではないのだ。


なんとなくこのまま安穏と生きてしまうよりは、目標と期間を定めてやることを決めるべきではないか。
何が起ころうと多分あまり後悔するタイプではないのだけれど、このまま死んだら後悔することはあるなぁ。
観たい映画や読みたい本読んでから死にたいなぁ。

そもそも 「後悔する」 ということは 「今の自分を認めていない」 から発生するのだと思うけれど、今の自分でできていない (認められない) ことって上記なのだ😭
客観的に見たらできていないことだらけだけれど。

私は多分、周りの期待を裏切って生きてきたような気がするのだけれど、ギリギリのところで自分は裏切ってこなかったのでこんな感じでも安穏としているのだろうと思う。

他者が私に望むものと、私が欲しいものが一致しないのだから仕方がない。


とかくフルタイムで働いていると時間のないことに辟易してくる。

いや、本当はフルタイム勤務が嫌なのではない。もう今の職場 (関係ない仕事内容?) が嫌なのだ。

それを理解したらなんだかラクになった。辞めたっていいではないか。私の人生なのだ。

お金はお金で、誰からもらおうが 1 万円は 1 万円だ。
おそらく今も数年後も円の価値は日本の中で変らないだろう。

すぐに辞めることになるかどうかは分らないが、然るべき人には話し、少し前進はした。


学生の頃は時間があったなぁと思う。
私は高 1 のときに、所属していた部活にウンザリして帰宅部になったので、とにかく時間があった。

なんとなーく流されるままに (?) 入ったりした部活やクラブは比較的すぐ嫌になったなぁ。そして辞めてもまったく後悔しないなぁ。
私にとって運動部に所属することってまったくの無駄だったと思う。中学で気付けよ、という話だが。
そしてメンタルの健康いちばん。


無職は無職でまたヒマなのだけれど、それほど無職でいられるかも分らないし。

過去にメンタル病みそうになって (病んでた?) 退職したときも、「しばらくゆっくりするぞー」 と思っていたのに 1 ヶ月半で再就職してしまったし。
一人暮しで収入ゼロだとものすごく焦る😁


というわけで、人生は思ったようには転がっていかないので都度都度満足して生きる必要があると思うのだ。
私はこれを『高瀬舟』で学んだのだ。
あれは本当に日本の宝だと思っている。


ちょっと違うけれどひさしぶりに『殿、利息でござる!』を観たくなって観た (現在 Amazon prime 会員は無料)。

少し忘れていたところもあるけど、みんないい人すぎだ!
山崎努ファンなのでとても嬉しい。

そして今見てもジャケットだいぶおかしい。全然こんな話じゃない……。美しい美しいお話である。
私はテレビを持っていないので知らなかったが、阿部サダヲや妻夫木聡の演技も大変上品で、お母さんも上品だし素晴しい映画だ。
最後のゲスト出演にもビックリ。

邦画に詳しいわけではないけれど、邦画ではいちばん好きかもしれない。


今日はなんだか『スカイ・クロラ』が観たい気分なのだが、prime では観られないので hulu を再契約するか、DVD を引っ張り出すか迷っている。

「大人になれないんじゃなくて、ならないんだ」

確か作中にそんなセリフがあったように思っているのだが、多分私も大人になることを拒んできたので、今仕事を辞めることを考え、終活なんかも始めようとしているのだろうか。


原作も読んだが、このハードカバーの装丁は色んなところで高評価を目にする。小説にふさわしい透明感だ。



土日が始まるので『ホビット』もいいなぁと思っている。私は『ロード・オブ・ザ・リング』よりもホビットが好きなのである。


マーティン・フリーマンが好きなのもあるかもしれない。
『ロード・オブ・ザ・リング』は結構大団円だけれど、『ホビット』はそうはいかない。失ったものが多すぎたし大きかった。
マーティン・フリーマンはハマり役だったなぁと思う。

だから『Fargo 1』は衝撃的だった。あんなマーティン・フリーマンは見たくなかった。


Fargo 1 自体はかなり好き。映画と 3 まで観たけれど、1 が好き。
マルヴォが怖すぎる。2 のキルステン・ダンストもかなり良かった。

正直、ヒロインをつとめた『スパイダーマン』では 「取り合うほど魅力的なのかな?」 と、失礼ながら思っていた。

彼女の魅力はその 「演技力」 こそにあったのだと、『Fargo 2』で思い知らされた。一気にファンになってしまった。
ネタバレになるから書かないけれど、本当にこともなく 「ある事」 をやってのけてビックリ (Ꙭ )!!


『Fargo』と言えば、監督つながりで『ノーカントリー』も観たけれど、未だにハビエル・バルデム演じる主人公 (?) シガーのおかっぱ頭を思い出しては笑ってしまう。逆にそこが怖いような気もするし、コメディ要素を加えているような気もするし。

ハビエル・バルデム本人はおかっぱ頭を嫌がっていたらしい。


おお、こうやって時間が過ぎてしまうのでとりあえず『スカイ・クロラ』の DVD を探してみよう。

いただきましたサポート費は、面白い素材の購入費に充てさせていただければと思います。 ご支援誠にありがとうございます (^^)