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SNSを通して感じる「世界の揺り戻し」

これはほんとに自分ごとで、社会がとか世界がとか自信を持って発信するものでもないんだけれど、ここ1ヶ月ほどで感じている僕の感覚を書いて整理してみようと思う。

「SNSばなれ」みたいな言葉はずいぶん前から聞こえてきているけれど、SNSで流れてくる情報の深度(深さ)みたいなところ。受け取る側の情報が浅くなっているような気がする。つまりライトなものは見たり(読み流したり)したいんだけれど、長そうなのはスルーみたいなこと。それをもう少しだけ考えてみたい。

僕もSNSとブログを書いていて、SNSはどちらかというと近況報告とかある程度短文で書いて、ブログにしっかり考えを書くみたいにしていた。けれど旅を終えてからの1ヶ月間で日々人に会ったり、イベント情報を発信したり、それからグッズの販売などをしながら考えるのは

「SNS上における自分の思いと行動」と
「実際に会う人が受け取っている情報」に差があるということ。

それから「自分は伝えたつもり」になっているのだけれど、
実際には僕のSNSを見てくださっている方に受け取ってもらえてない。

この感覚がある。もちろん僕の旅やその発信自体がSNSを見ていた人にとって面白くなかった。そもそもフォローしてくださっている方がもう僕のSNSを見ていない。ということもあるだろう。それを頭に入れたうえで「SNSからの情報の受け取り方」が変わってきているような。

いまパッと思いつくのは2通り。

・SNSの情報量が多すぎて引っかかりにくくなった(疲れる)
・SNSと現実(生活)の重なりが浅くなった

上は、その通り疲れてきたということ。僕もSNSはどちらかというと発信することの方が多くて、あんまり見なくなっている気がする。大好きな作家さんや写真家さんがブログを更新した、という情報が登録しているメールで届いたり、twitterで流れたりしているのに見に行かないくらいだから、僕なんて弱小球団だからそうなって当然だな。

下は、なんとなくだけれどSNSから得られる「つながりみたいなもの(げんじつかん)」がだんだんと薄れていって起こっている気がする。

やっぱりSNSはSNSだよね。現実は現実。みたいなこと。これあくまで予想で、当てはまらない人も多いと思うんだけれど、こう思いはじめている人も多いのかもなぁなんて思ったりする。つまりSNSはリアル(日常生活)とはちょっと違う気持ちで眺めて、現実は普段の生活として送っている。

ここで何が言いたいかというと、僕は見てくださる方の日常に少し色が増えるような表現を旅を通してしたいと思っているのだけれど、このままいくと「痛い人」になってしまうということだ。

「なんかこの人いっつも更新してるけどさ・・・なんか分かってないよね」
みたいに思われてしまうことだ。こうなる先を想像するのは、iPhoneの電源を2つ同時に長押ししてOFFすることより簡単だ。つまりヤバい。

この先ぼくがまずとるべき行動はふたつ(またふたつか!?)。

・発信する内容の質をあげる
(これには普段出会いや行動から自分にインプットすることの質をあげることしかない。)

・直接的な関わりを増やしていく
(これがSNSに情報発信の重みをうつしていくなかで薄れていきやすいところ)

上はとにかく行動あるのみとやっている僕だけれど、やっぱりアウトプットの時間をちゃんと確保せんといかん。そして新しいことどんどん自分ごととして関わっていくしかない。

下はもしかしたら読み手のみなさんにも通づることかもしれない(てかみなさんにとっては当たり前田のクラッカー状態なのか!?)。
手紙を書く、会いに行く、電話をする、SNSであっても伝えたい人を明確にイメージする、知らせたい情報は頭に思い浮かんだ人にどんどんメッセージを送って直接伝える。こういうこと。

どちらもいま思いついたままで、僕もこれからなんだけれど、けれどこういう予測と実験をくりかえしていくことでまた自分を変化させていけるのかもしれないな。

ちなみに。
SNSはまったく活用していません。というのも強いと思う。
この記事で言えば直接的コミュニケーションでしか人と関わってないわけだから当然のことながら、生活でまわりにいる人とのつながりは強くすることができると思う。それに明日Facebookやメッセンジャーがもし無くなったとしてもなんにも困らない。これ結構すごいことだと思う。僕なんてFacebookが無くなってしまったら連絡取れなくなって困ることたくさんあるもんな。

もしかしたらSNSがすっかり日常として染み込んだ今だけれど、このあとにはもともとあったリアルな人と人のつながり感みたいなのがまた揺り戻しのように帰ってくるのかもなぁなんて。

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