西川 昌徳(にしかわ まさのり)

1983年生まれ。旅人。97200km38カ国🚲🌏フリーコーヒー自転車旅で日本、韓国、…

西川 昌徳(にしかわ まさのり)

1983年生まれ。旅人。97200km38カ国🚲🌏フリーコーヒー自転車旅で日本、韓国、香港。子どもたちとの自転車旅MOUNTAIN BIKE JOURNEY。現在は西川自由珈琲店。自分の人生を使って実験しています。 http://earthride.jp/

マガジン

  • 旅するように、生きること。

    自転車で地球を走りながら、生き方の冒険をしています。旅のなかでの気づきや、日々生まれる思いを、なるべくありのまま綴ります。

  • 西川自由珈琲店

    フリーコーヒーの活動、それから西川自由珈琲店での日々について綴ります。 これまで自転車にコーヒーセットをのっけて日本、韓国、香港でフリーコーヒーの旅をやってきました。コロナになった今はお家の前に屋台をドカッと置いてコーヒーを振る舞う西川自由珈琲店をやっています。

  • 子どもたちとの自転車旅レポート

    僕が子どもたちとともに出かけた自転車旅のレポートです。2020年夏は全国から集まった小学6年生たちとともに四国一周800kmをともに旅しました。

  • へっぽこお遍路日記

    1000年以上ものあいだ脈々と受け継がれる四国八十八ヶ所の寺を歩いてまわる旅、お遍路。それは地元の方からのお接待とともにある。お遍路というだけで、歩いているのを見かけるだけでサッとそこに救いの手が差し出される。 知っている人と知らない人とを使い分ける現代のなかで、こうして相手を選ばず手を差し伸べるということを見つめたい。そして叶うならお接待をされる方と対話をしたい。その思いでコーヒー道具を背負って、草履で55日間の遍路旅に出かけました。

  • 西川昌徳のEARTH RIDE RADIO

    西川昌徳のアースライドラジオ(通称マサラジ)では、旅の近況や旅の中で生まれた物語など紹介していきます。Twitterで#マサラジをつけて、コメント、リクエストなどいただけたら嬉しいです。

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  • 固定された記事

僕がフリーコーヒーをはじめたワケ。

企画書をつくり授業を担当する学校とスポンサーに説明する。 現地からテレビ電話で授業をする。 何月何日にはどこにいて、そしてどこから帰国する。 僕が自由を感じていた自転車旅は、いつのまにか、がんじがらめなものになっていた。それは確かに社会では必要なことなのかもしれないけれど、すでに僕の旅ではなくなっていた。それをごまかすために、これが僕の人生での役割なんだと言い聞かせていたのだ。僕はアメリカ大陸縦断旅を途中で切り上げた。 次に選んだ旅の舞台は日本だった。自分が世界の多くの国

    • 言葉のないドリップコーヒー

      コーヒーと会話ってね。ずっと僕のなかでセットだったんです。 なんていうか、たぶんコーヒーと会話って合うよねーみたいな意識きっとありますよね。コーヒーで生まれた余白で、いつもより会話が弾むみたいなこと。だからね、会話をしないコーヒーって逆に僕は思い浮かべたことがなかったんです。 例えば、どこかにコーヒーを飲みにいくときもね。僕はあんまりコーヒー屋さんの飲み歩きみたいなことはしないのですが。飲むとしたらご縁のあるコーヒー屋さんを訪ねていくことがほとんどです。それで、そうやって飲

      • 【なんと!恩人からのプレゼント!】

        昨日は久しぶりに大阪の堺に行ってきました。 春に新館OPENとなるSHIMANO自転車博物館での担当者さんとの顔合わせ。 博物館に僕の子どもたちとの旅を展示いただけることになりました。 なんて嬉しいこと!見ててくださる方がいることは本当に励みです。 そして旅の卒業生たちが、誇らしい顔でこの博物館を訪ねるのが今から楽しみ。 打ち合わせのあと、ずっとずっと活動を支援いただいている神保さんが 車から出してきてくださったのは、まぶしいブルーとグリーンのピストバイク。 「いや

        • 【一緒に自転車をつくりあげてくれませんか?】

          みなさんへのご相談とお願いです。また僕のもとに、とんでもないメッセージが届いてしまいました。今度は10年という時間が経ったばっかりに重なってしまった運命のお話です…。 こういうのをどうしてもスルーできない僕から、SNSで見守ってくださっているみなさまへのお願いになります。まずはそのストーリーからお届けします。 先日ね、徳島のとある中古の店で、とってもステキな自転車のフレームを見つけたんです。 ちょっと高いところに、埃はかぶっているけれども、とても古い、けれどきっと使われない

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        記事

          【生きててよかった】をもらえた日

          志保ちゃんをね応援したいんです。僕の親友の料理人。 僕がいつまで徳島いるかを聞いてくれて、一瞬自分の時間を見つけて、手づくりのお弁当をパッと渡してくれるような愛のある人。 がんばっている姿をinstaで見ていてね、徳島に行ったら絶対お弁当買いにいこうと思ってたから、水筒にあったかいコーヒーを落として、それをサッと渡したの。 そしたらね、徳島から姫路に戻る夜に夕食に誘ってくれた。 どこで食べるんかいなと思っていたら、彼女の15年来の親友家族のおうちご飯に僕もまぜてもらうことに

          【生きててよかった】をもらえた日

          【コーヒーが苦手になっちゃった】

          先日の出張西川自由珈琲店でお話したある人の言葉です。 その言葉の生まれた理由を聞いて、めちゃんこ残念な気持ちになったんです。 僕が選んだコーヒー。それはもちろん素晴らしいものだけれど、それを扱う自分の 心構えについてもいつでも余白を持ってなきゃいけないなと。 聞けば、その人はねコーヒーに興味を持ったんだって。 それでね、おうちの近くのコーヒー屋さんがやっている教室に行ったの。 そこで講師の珈琲屋さんが話したこと。 「しっかりお湯の温度は計りましょう。」 「抽出量はきっ

          【コーヒーが苦手になっちゃった】

          【僕との旅は一生に1回だけ】

          僕がともに旅した子どもたちに伝える言葉です。昨日は「学校も先生も目指していない」ということを書きましたが、今日も僕が子どもたちとの旅にこめている思いを少し書いてみようと思います。 旅での出会いは一期一会です。もちろんお世話になった方のいる街をまた訪ねたり、出会った旅人と再会したりするようなことはあるけれども、多くの場合は、ともに過ごした時間、重ねた思いが、お互いの心に残ります。それは、はかないけれど、とても美しいものだなと僕は思っています。 出会った人の相手の名前を知って

          【僕との旅は一生に1回だけ】

          【学校も先生も感動ドラマも目指していません】

          熊本におりますが、頭は春からの旅モードになっています。 「ひとつのことしかできない」性格はどうも、磨きがかかってきているようで。 熊本にいたら毎日学校に通い目の前の子どもたちと、出会う人たちにキャパを使いきってしまうので、いったん抜けてちょっと自分と向きあう時間をつくっていきます。 それでは本題を。 今年も僕は小中学生との旅をつくります。3月には自転車旅、4月からは四国八十八ヶ所を歩くお遍路旅、そして夏には自転車旅2本立てを予定しています。 旅の期間、ルート、対象年齢、旅

          【学校も先生も感動ドラマも目指していません】

          「迷惑にならない」を考えた行動の先に「幸せ」はあるのか。

          西川自由珈琲店の日々。 いつもは朝浮かぶことをSNSで書いてパッと投稿するのですが、そのまま流れていってしまうよりも思い出としてとっておこうと思いnoteに綴っていくことにしましょう。 今朝もやってきたばあちゃん。最近はガリガリするのが定番になってきたので、今日は唐突に「じゃあドリップお願いします」と言ってみた。 あれまー!と言いながらも、ばあちゃんがドリップする手元をジーっと見つめていたことは僕も知ってる。ばあちゃんの前にお湯を注いだポットを置くと、ばあちゃんドリップし

          「迷惑にならない」を考えた行動の先に「幸せ」はあるのか。

          教え子からの挑戦状

          2年前の富士山頂を目指す自転車旅旅に参加してくれた和温から手紙が届きました。この手紙が僕がこれから向き合う大きなモノへのキッカケとなります。 そんなお話です。 彼女は自慢の教え子です。はじめて彼女に出会ったのは、彼女が通う小学校での講演会。 講演会を終えたあとのささやかな夕食会にやってきた彼女は、いきなり僕に向かってこう言いました。 「私まさやんが講演で話していた自転車旅に参加することに決めました。なので旅に必要なものを教えてください」そう言って、ノートと鉛筆を持ってい

          【最終回】たったの3週間で人生なんて変わらない。けれども種を預けることだったらできる。自分が信じたい世界の種。それは希望だ。

          Ride a Life Journey 2021 DAY21 神戸市須磨区→姫路市(まさやん自宅にてゴール) 走った距離:65.9km この旅で走った総走行距離:1044km ぶつかったり、叱ったりと、いろいろありながらも無事に姫路まで走りきって旅を終えたというお話でございます。終わった瞬間みんな気が抜けました。感動というより、ほんとにみんなしてホッとしたんだと思います。メンバーひなたはゴールした瞬間にチカラが抜けて、喜ぶことすら忘れてボーッとしてしまっておりました。 こ

          【最終回】たったの3週間で人生なんて変わらない。けれども種を預けることだったらできる。自分が信じたい世界の種。それは希望だ。

          あと1日も経たないで、僕らの長い旅は終わる。

          Ride a Life Journey 2021 DAY21 大阪南港→須磨海岸 走った距離: なんということでしょう。ブログに残すためにFacebookの記事をさかのぼりながら、書き直しながらやっていたのですが、この大阪南港から須磨まで走った日の記録がないのです。間違って消してしまったのだろうか、それともそのまま更新するのを忘れてしまったのか。。。 とにかく思い出しながら書こうと思います。 大阪到着の朝。みんなどないして起きたんやったかいな。そうそう、船への荷物積み込

          あと1日も経たないで、僕らの長い旅は終わる。

          やっぱり旅って余白をどう持つかなんだなぁ。なんにもない余白。さあこれからなにをしようという余白。

          Ride a Life Journey 2021 DAY20 垂水→志布志フェリーターミナル→大阪へのフェリー乗船 走った距離:57km 最終日の朝に、晴れ渡った空と桜島を見つめて起きるなんて贅沢やなぁどんなええ旅をしてんねん君たち、と思っていた。正直旅としてはできすぎ。これは調子に乗ってしまうからどうにかせんといかんと思っていたら、天気が味方をしてくれた。 キャンプの夜中にポツポツと雨が落ちはじめ、そして僕らが起きる5時半から強くなるというこれぞ展開で迎えた朝。ザーザー

          やっぱり旅って余白をどう持つかなんだなぁ。なんにもない余白。さあこれからなにをしようという余白。

          無事に桜島にゴールを果たしたというお話。

          Ride a Life Journey 2021 DAY19 鹿児島市→垂水市(海岸でテント泊) 走った距離:45.4km 無事に桜島にゴールを果たしたというお話です。 これはほんとに毎回のことなのですが、子どもたちと旅をしていると、彼らは意外とゴールの瞬間はあっさりしています。最初はなんだかこちらが拍子抜けしていたのですが、最近思うのは子どもたちの日常というのはそれくらい濃いのかもしれないなぁということ。 「一生に一度の体験」と言ってしまうのは、たくさん経験と後悔をし

          無事に桜島にゴールを果たしたというお話。

          僕は今日、この旅ではじめて「旅をしている」と思ったよ。

          Ride a Life Journey 2021 DAY18 いちき串木野市→鹿児島市(公園でテント泊) 走った距離:46.4km 僕たちチームがはじめて同じものを見つめているような瞬間が訪れて、そのときに心からの笑顔とワクワクが湧き出てきたという1日のお話でございます。 (SNSで日記風に書くとあまりにはじまりが単調なので、こうして一日の要約のようなものを最初に書いて更新していました) さあ今日はとうとう鹿児島市やぞーという朝。もうゴールできるかうんぬんは誰も不安に思っ

          僕は今日、この旅ではじめて「旅をしている」と思ったよ。

          自分にしかできないこと、自分にはできないことがある。だからこそ子どもたちにはたくさんの人に出会い、いろんなものを取り込んで自分の人生を歩んでいって欲しい。

          Ride a Life Journey 2021 DAY17 鹿児島県出水市→いちき串木野市(海岸の松林でテント泊) 走った距離:74.8km 子どもたちがはじめてルート検索から休憩、食事場所の設定からテント泊の場所から料理からを自分たちでやってみた!という歴史的な1日の振り返りでございます。ほのかは相当ハラハラしていたらしい。僕は道を間違えろ間違えろと1日呪い続けていたが、彼らがそれなりにうまくまとめてしまったので、残念この上ない1日でございました。(こんなん言うたらバチ

          自分にしかできないこと、自分にはできないことがある。だからこそ子どもたちにはたくさんの人に出会い、いろんなものを取り込んで自分の人生を歩んでいって欲しい。