ファウスト第二部読了

ファウスト第一部マルガレーテとの別れから一変 第二部はより一層ファンタジーに描かれている印象。
第二部では、なぜかファウストとメフィストは宮廷仕えになっていて(マルガレーテは…?)と思ったりした。
英訳版でファウストが第一部で完結してるのは第一部と第二部の内容があまりにも違うからかな?と思ったり。
さて、第二部ではファウストは母の国に行き、美の象徴ヘレネーに恋をする。 第二部では、ヘレネー以外にもアリエルやポセイドンなど神話に出てくる神が登場したり、かつてファウストの助手だったワーグナーがホムンクルスを作り出したり第二部はファンタジー要素が強いからファンタジー小説という読み方もできそう。
やがて、ファウストはかつていた部屋で眠り、メフィストがファウストの魂を契約通り回収しようとしたときファウストは天上界にいるマルガレーテから魂を救われたというラスト。
第一部と第二部は一見繋がってなさそうにみえて繋がっていて第一部のマルガレーテの最期はここに繋げるために必要な要素なんだ!って。

なぜ、欲深いファウストが救われたのか?という疑問はよく見かけるけど、おそらくゲーテは欲深いファウストを救いたかったのかな?とか元々のファウスト伝説に対するアンチテーゼ的な意味でファウストを執筆したのかな?と現代人の私は読んでいてそう思った。
ファウスト読了したこと、ここに記しました。
以上。

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