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【ゼロから広報】広報は、雑談にもチャンスが転がっている

ちょっと油断をすると更新が滞ってしまう怠け者な性格をどうにかしたい、と毎日思うどうしようもない私です、こんばんは。

さて今日は広報ノウハウというか、先日気づいたことを記録しておきます。今週、ある大手新聞社の女性媒体の編集部さんと、オンライン取材を行いました。先方は1名、こちらは取材対象の役員と私の計3名のオンラインです。実はその役員、前職でも<社長と広報>という関係性だったので、なんだかんだお付き合いが長く、お互いによく理解しあえている仲なのです。(実にやりやすい)今回は主に、女性活躍をテーマにした取材だったので、そのテーマについては事前にすり合わせをしっかり行っていました。(前日に1時間くらいすり合わせ、その後チャットで質問に対する想定回答を議論したりします。ウォーミングアップみたいなものです)

しかし、いざ取材当日となり、挨拶を交わしたあと、ちょっとした雑談になったのですが、過去の経歴をカジュアルに振り返るなかで、うちの役員と編集部さんが同郷であることがわかりました。すると二人は瞬時に打ち解け、なんと本題に入る前に大盛り上がり!プチ同窓会的なノリで一気に和やかな雰囲気になりました。その後も子育て論や前職時代の話など、本題に行く前に1/3くらいの時間が経過するほど、すっかり盛り上がってしまったんです。

こんな光景を見て、皆さんはどう思いますか?「雑談なんかしてないで、すり合わせした通り、ちゃんと本題の話に入ってよ」なんて思いますか?

私はそうは思いませんでした。

むしろ、この展開ラッキーとさえ思ったんです。結論から言うと、本題だけでなく「こっちの件も取材したい!あっちの件もぜひ取材を!」ってなったからです。1時間のオンライン取材で、3本以上の露出につながるかもしれないチャンスを作れたと言うことです。そう、雑談ってバカにできないんです。その新聞社が持っている複数の媒体に声をかけるので、ぜひそれぞれ取材に応じてほしい、となったわけですね。

詳しく言うと、

本題の女性活躍について取り組み内容を記事化したい
✅中学生起業した子供の話をテーマに子育て論を記事化したい
✅役員の複業先での女性リーダー育成支援について記事化したい

大きくは上記3つに興味を持ってもらいました。なんともありがたい展開です。なんとしても「これを記事化してもらおう」って思ってないで、「どうせなら、これも、あれも、うちの素晴らしいところ全部記事化してもらおう」、そのくらいの心意気で話をするのがいいと思います!そのために、雑談を広げるポイントになるか?と漠然と思っているのが、

✅取材しようと思った理由などを「ちなみに」的にヒアリングしてみる
✅出身地・年齢・家庭環境など共通項が持てそうな事実を会話に放り込む
✅あくまで楽しく会話し、狙っている感を出さない
✅盛り上がったらすかさずお礼のメールなど、定期的なコミュニケーションに持ち込む

こんなところでしょうか。まだあまり取材経験がない広報さんには難しいのかもしれないですが、(私は10年弱やっても難しい)頭の片隅におきつつ、細かいことは抜きにして「強欲に生きよう。」(もっともっと欲しがっちゃった方が得られるものも大きい)そんなことを感じた出来事でした。

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