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昭和一桁生まれ。

入院中の祖母が92歳の誕生日を迎えました。
昨年の12月から始まった入院生活。既に4か月を超えようとしています。
正直言って…良い状態とは言えない状況です。
 
一時期、危険な状態に陥り、急遽2月に転院したのですが
転院先の医師からは「何とも言えませんが、もしかしたら春までは厳しいかもしれません…」と言われていました。
しかし、同時に「人間の生きる力というのは凄いです。そういう患者さんを何人も診てきました。できる限り治療を行いますので引き続き頑張りましょう。」とも。
その言葉通り、ありとあらゆる方面から祖母の不調の原因を探り、コロナ禍で面会禁止の家族の心情を尊重し、出来ることをなんでもやろうとしてくれている病院には感謝の気持ちでいっぱいです。
 
転院から2か月。
難しいと言われた桜の季節を超え、誕生日を迎え92歳に。
そしてこれから新緑の美しい季節に入ります。
良い時と、そうじゃない時を繰り返しながら祖母は今日も頑張っています。
 
今まで何度もお誕生日を祝ってきたけれど、
「誕生日を迎えることも難しい」と言われていた中で迎える92歳の誕生日は
いつもと重みが違う気がします。
 
いつでも会いに行けるように、と近くの病院を選んだのでお散歩コースで通りかかることも。
病院の近くまで来ると外から「ばあちゃーん、がんばれー!」と応援する我が子。
祖母にとってはひ孫。
もちろん大声での応援はダメなので、そこは控えめに。
でも絶対、祖母の耳に届いていると思うんです。
 
回復するのか、このままの状態が続くのか…これから先のことは分かりません。
分からないけど、信じたいし、想い続けます。

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