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みかんを食べながら思うこと。

みかんが止まらない。
みかんを食べる手が止まらない。

子供の頃から、みかんをよく食べる家族だった。
亡くなったわたしのおばあちゃんが元気だった子どもの頃は、みかんも家で作ってた農家だったから、毎年箱でみかんが家に送られてきて、一日に何個も食べていた。わたしの母もみかんが好きで、みかんの内側の白いかわを剥くのもきれいだった。

家にいればかならずあったみかんが、いつの間にか自分で買うようになり、自分で管理するようになった。
ほんの少し前までみかんに関しては貴族並だったのに、あれから20年、30年が経っていたのだった。

過去を振り返ればあっという間に思える。しかし、あのころは、今の自分の歳になるまでが遠い未来のことに思えて、想像もつかなかった。
その思いは今も同じで、わたしが経験してない年齢は、輝かしい未来なんだろうなと勝手に想像している。
だけど、今までのことについては、このみかんのように、いつの間にか手に入る方法を変えていたように、何も変わらないと感じながら無意識にやり方を変えていたのだった。

自分の変化なんて、自分で気づくものではないし、他人に指摘されて気づくことがほとんどだ。

そんなことを思いながら、最後の1個のみかんの皮を剥く。

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