マガジンのカバー画像

霊園ブックスカフェ

46
今まで沢山の本を読んできました。忘れられない本はお友達のような存在です。
運営しているクリエイター

記事一覧

毎晩、しばわんこ。

はい。今日も、老障介護、絶賛進行中です。 今年に入ってから、毎晩寝る前に、「しばわんこの…

ecco
2年前
11

茅の輪くぐりと銭天堂

毎年、六月末は、半年の区切りとして、神社で「茅の輪くぐり」が行われます。長女は、「輪くぐ…

ecco
1年前
12

字の本、絵の本

やさしい書店員のおじさんのお勧めによる、「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の購入により、「しばわん…

ecco
1年前
9

くちびるに歌を

中田永一 作   2011年  小学館    2015年に、三木孝浩監督によって映画化されている。…

ecco
1年前
19

「小児自閉症」 平井信義 1968   日本に「自閉症」がやってきた日   

私が都内の大学で心理学を専攻していたとき、一冊の本が刊行された。 その本は、あっというま…

ecco
1年前
27

私たちはふつうに老いることができない高齢化する障害者家族 児玉真美

#ノンフィクションが好き 重度障害の海さんの母親である児玉真美さんが、自身の老いを認めな…

ecco
1年前
57

オメラスから歩み去る人々

アーシュラ・K・ル・グィン #SF小説が好き 1975年の作品 SF短編傑作集「きょうも上天気」に収録 12ページの短い作品である。 SFは自由だ。恐怖。残酷。無慈悲。ありとあらゆることをテーマにできる。 もちろん希望も。ユートピアも。 未来のこととして、今のことを描くことができる。 私が初めて、「オメラス」という言葉を聞いたのは、WOWOWのドラマ、「MOZU」(逢坂剛原作)のセリフの中である。 オメラスという都市がある。 誰もが幸福に暮らすユートピアのような都市。

見捨てられる命を考える       京都ALS嘱託殺人と人工呼吸器トリアージから

#ノンフィクションが好き 安藤泰至、島薗進編著 川口有美子、大谷いづみ、児玉真美 著 晶…

ecco
1年前
29

ほんとうのリーダーのみつけかた

梨木香歩  岩波書店 #推薦図書 2007年に理論社のウェブページで開始された連載をもと…

ecco
1年前
28

「地域」でなくて「隣近所」という

「地域」という言葉を使わず、「隣近所」という言葉を使う。 これは、「青い芝の会」の横田弘…

ecco
1年前
60

aspieの発見基準           アスペルガーの強みと魅力

精神科治療学 25-12 2010年 自閉症スペクトラムにみられる「視覚優位」門眞一郎よ…

ecco
1年前
60

九龍ジョーさんのはなし

荒井裕樹さんの「障害者ってだれのこと?」という、中学生向けの本に書かれていた話。 この本…

ecco
1年前
27

障害者の経済学

障害者の経済学  中島隆信 東洋経済新報社 #最近の学び 脳性麻痺の息子さんを、アメリカ…

ecco
1年前
56

自分を助けてくれる人

「ほんとうのリーダーのみつけかた」という本を読んだ。 そして、思った。 では、自分を助けてくれる人は?どうやって見つけるの? 74歳まで生きてきたから、さまざまな出来事があった。 苦労ばっかりだった。 でも、何とか、ここまで生きてきた。 だいぶ前、「世界の中心で、愛を叫ぶ」という映画があって、セカチュウブームがおきた。 その時に主人公が叫ぶ、 「たすけてくださあい」がすごくはやったことがある。 介護の仕事をしていたときのこと。 介護用ベッドのリモコンの「上」ボタンを、自