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生後3週間、息子との日々

早いもので、息子が産まれて3週間。数日も経てば、ひと月になる。もっと長い時間を息子と過ごしているようにも感じられて不思議な気持ちだ。

そういえば、産後初めて夢を見たな、と思ったのは2週間が経った頃。子どもの頃の弟たちふたりがすぐ側にいるのに、腕には息子を抱いていて、なんともちぐはぐな夢だった。
わたしにとってこの子は、夢に出てくるほど当たり前の存在なのだ、と目覚めてからじわじわ感じられて嬉しかったな。

1日1行でもいいから日記を書きたい、とは思っていたものの、慣れない息子との日々に対応するのに精一杯で、早々に挫折した。
こんなふうに時々、感じたことや出来事を無理しない範囲で書けたらいいなと思っている。

2時間おきの授乳

これが、それなりにしんどい。覚悟はしていたものの、やっぱりまとまって眠れないというのは、身体だけでなく心にもじわじわと疲労が蓄積していくのがわかる。
息子が産まれてこの方、授乳間隔は2時間程度。せめて3時間間隔にならないものか、と思うけれどこればかりは息子次第なので致し方ない。1時間でも間隔が長くなれば、今より楽になると思うのだけれど……。
夫が育休を取得してくれているため、仮眠をとることができるから、なんとか日々を過ごせている。でもまあ、寝る時間が増えるに越したことはないわけで。
いずれまとまって眠るようになる、とは聞くけれど本当にそんな日がくるのか、なんてどきどきしてしまう。

クーイング?が始まる

生後2週間を迎える2日前、息子のちいさな口から「はうー」と聞いたことのない声が飛びだして、びっくりした。真夜中におむつを替えた後の出来事で、あまりに唐突だったのでまじまじ常夜灯に照らされた息子を見つめた後、自分の口元に思わず笑みがこぼれるのがわかった。

たぶん、クーイングというものだと思う。朝になって起きてきた夫にそのことを話すと、驚いていたけれど、その日の日中に息子は夫の前でも「はわー」とか「ふうー」とか披露していた。気分が良いときにお喋りしてくれることが多いみたいで、そのかわいい声を聞けると疲れも吹き飛ぶというものだ。
当たり前だけれど、言葉を使って赤ちゃんは話すことができないし、何を考えているのか、どう感じているのか、何を求めているのか、よくわからなくて手探りで向き合っている。
この程度で意思の疎通、なんて言っていいのかわからないけれど、泣く以外のリアクションがあると少しずつ息子と分かり合えている気もして、とても嬉しい。まあ、普通にその様子がすこぶるかわいらしいというのもある。なんとか動画に収めたいけれど、予測ができるものではないし、なかなか難しい……。

朝はご機嫌で起きていることが増えた

生後3週間を過ぎた頃から、「あれ?」と気がついたのだけど、朝の授乳後に眠らず、ご機嫌に過ごしていることが増えた。
はじめは「新生児なのに、寝なくていいんか?」と不安になったけれど、泣きわめくわけでもないので、無理に眠らせず好きにさせている。

まだ産まれてひと月も経っていないけれど、息子のなかで生活リズムみたいなものができ始めているのかな?

抱っこしないと泣く

朝はご機嫌でいてくれるものの、お昼頃からはベビーベッドに寝かされることを嫌がるようになった。というより、わたしか夫が抱っこしていないと泣く。
生後2週間までは授乳後にベビーベッドに戻すと、そのまますやすや寝ていたので、はじめは面食らったし、その日はわりと疲労困憊だった。息子は2週間検診で4キロ超えを確認している、大きめベビーということもあり、抱っこをしていると腕やら肩やらに疲労もたまる。

息子としては抱っこ、というよりも大人が側にいると安心するらしく、声をかけながら添い寝をしたり、バウンサーに乗せてそばにいると、それなりに落ち付くことがわかってきた。最近は抱っこだけではなく、そんな感じで息子を安心させつつ、ご飯を食べたりしている。まあ、抱っこしか無理な時も少なからずあるんだけど。

巷では、魔の3週目とか呼ばれているみたいですね。今がそれなのかは分からないけれど、これも息子の成長の証だとは思うし、精神的にはそこまでつらくない。大人が側にいないと泣いちゃうとか、かわいいよね……。
最近は泣いている息子をあやしながら、わたしや夫は「ちゃんとそばにいるよ〜」と声かけをしている。

新生児ニキビ

生後20日くらいから、息子の顔に発疹ができていたのだけど、あっという間に顔全体に広がってしまった。生後3週間を迎えた日には、もう見ているこちらが泣きたくなるくらい。本人は痛くも痒がってもいないのが、幸いだった。

ネットで調べると、乳児湿疹のうち新生児ニキビというものでいずれ自然治癒するらしい、と判断したものの、見るのも痛々しいほど顔が真っ赤の発疹だらけになってしまったので、急遽近くの皮膚科に連れて行った。
診てもらったところ、やはり新生児ニキビらしく、洗浄と保湿をしっかりすることが治癒への近道らしい。その日から息子のスキンケアをより念入りにするようになった。
スキンケアの見直しと、処方された塗り薬のおかげで、少しずつ良くなってきている。赤ちゃんの肌は繊細だから、肌トラブルも起こりやすいけれど、治りも早いのかもしれない。
それにしても、治ってきてよかった……。あのつやつやのもち肌が見る影もなくなってしまい、息子に対して申し訳なかったから。

ちょうど皮膚科に連れて行った日に、運悪く夫が調理中に手を怪我してしまったため、その日から何度かわたしが沐浴を担当した。
入院中の沐浴指導でギャン泣きさせてしまった経験から、苦手意識があったものの、なんとかこなせている。ただ、ご機嫌斜めだったりすると、大暴れされるので大変。

NSXのエンジン音はすごい

数年前にホンダ社のこの取り組みを知ったときは、「へえ〜〜」という感じだったのだけど、まさか自分がこの恩恵を受けることになるとは。

授乳も済ませているし、おむつも替えたし、抱っこもしているのにギャン泣きしていてもうお手上げ、という状況の時にNSXのエンジン音を聞かせると、ぴたりと落ち着いてくれる。というか、場合によってはすやすやと眠る。
NSX限定というより、エンジン音が赤ちゃんにとっては心地よいんだろうな。
息子の様子を見ていると、ああ今この子は安心しているんだな、と思えるのでこちらとしても精神衛生上、ありがたい。

商品化されていなかったけれど、今年ついにタカラトミーからおもちゃとして発売されているみたい。これからお出かけも増えるかもしれないし、クリスマスプレゼントとして、買おうかな…。
これに限った話ではないものの、息子に対しては財布の紐がゆるゆるである。

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