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「意識しても繰り返してしまう同じようなミスを止めたい」40代女性担当 との内省面談

「実録!リフレクション面談」
複数の会計事務所の所員の方が業務上で抱えている「どうやって上手くやったらいいかわからない」お困りごと、悩み事に対して、出口を一緒に見つけている個別面談をしています。
面談の内容をほぼそのまま掲載しますので貴所の参考になれば。

【面談のテーマ:どんなお困りごとだったのか】
何人かに関係者が存在してそれぞれ確認する必要があるタスクにおいて、時々、確認を飛ばしてしまう部分がある。その時は「意識」してモレがないようにしているつもりでも飛んでしまう事がある。

 【面談後の、本人の振り返りのメッセージから】


橋本様 お世話になっております。昨日は面談ありがとうございました。

「意識」という言葉を多用している事、言われて改めて自覚しました。
改善策も自分では行動に落とし込めているつもりで、全く機械的に実行できるものではなかったことに気付かされました。
早速、サイボウズには、機械的に進捗を振り返る予定を登録し、もれなくチェックできる準備を整えました。

これによって「意識」するだけではまたいずれ忘れてしまうことも「これをすれば漏れない」「これを見れば思い出せる」という仕組みづくりに転換できると思います。


所長からの普段の指摘でも「ケアレスミスが多くなっている」という点も、「意識」で変えるものではなく、機械的に漏れなくする「仕掛け」が必要だと気づかされました。


今回もありがとうございました。

【面談の要点、考え方のポイント】
多くの方と面談していて本当に多いのが「意識してやる」という言葉。

「あいまいな言語化」は「何が問題か?の論点」を見誤る要因になります。

決まったルーティンワークの連続で成り立っている仕事の中に「意識してやる」を持ち込んでいる事の前提に疑問を持ってもらいました。
「つながり」のある作業の中で、モレやミスを防ぐためにわざわざ「意識」を持ち込むのではなく、「無意識」に一連の確認が進む仕掛けを作っておく。事だと思います。
こうすることで誰でもモレ、ミスは起きません。
解決のために「新たな問い」を立ててもらったのは、「誰でも同じように機械的に動くには?」です。

「前提」を見直す事を学んでもらったと思います。

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