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セイコーマートのコーヒー50円クーポンが私を狂わせる①

何をもって都会と言い、何をもって田舎と差別するのか。

田舎度のチェックポイントは人それぞれだが、100人に聞いても1万人に聞いても田舎と認定してもらえる場所に自ら好んで住んでいる。

友人に周りの風景をカメラで撮ったものをおくったら
『のどかだね。逆にそこにある一番現代的な物って何⁈』
と送られてきた。この友人とは5、6年のつきあいではあるがこの『⁈』を多用してくる。しかも半角の『⁈』これは普段から絵文字のように使用していることをあらわしている。

ここにある一番現代的な物は『近所のセイコーマート』だろうか。
ここのセイコーマートは一軒しかないので全町民がここに集う。
神奈川の実家の近所のコンビニで知り合いに会ったことはない。

ここではかなりの確率で『知り合い』に会う。先日も夜に裸眼で『近所のセイコーマート』に行ったら入口で愉快に手を振る男性がいた。
しかしこちらは裸眼。肝心な顔がぼやけて見えない。大人なのだから適当に会釈をして「こんばんは」と社交辞令を交わせばよかったのだが、その時の私は「あれ?誰だろう?」という間の抜けた態度を示してしまったのだ。
「え?わからない?」と曇る相手の表情(空気が澱んだのでおそらく)
気付いた時には遅かった。裸眼で云々と言い訳を言ってももう遅い。

などという入店する前に少し一呼吸整えてから入る『近所のセイコーマート』なるべく近づきたくはなかったのだがあることがきっかけで変わってしまった。それが、

コーヒー50円割引券なのである。

つづく……

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