にこ たまこ

「住み込み」という言葉に惹かれて日本中、離島を行ったり来たり。

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最近の記事

セイコーマートのコーヒー50円クーポンが私を狂わせる①

何をもって都会と言い、何をもって田舎と差別するのか。 田舎度のチェックポイントは人それぞれだが、100人に聞いても1万人に聞いても田舎と認定してもらえる場所に自ら好んで住んでいる。 友人に周りの風景をカメラで撮ったものをおくったら 『のどかだね。逆にそこにある一番現代的な物って何⁈』 と送られてきた。この友人とは5、6年のつきあいではあるがこの『⁈』を多用してくる。しかも半角の『⁈』これは普段から絵文字のように使用していることをあらわしている。 ここにある一番現代的な物

    • はっさく(おそらく)もらった

      はっさくを貰いました。 おそらくはっさく。 いや、夏みかんだったかな。 「ねぇ、この前もらったみかんて、はっさく?それとも」 なんて聞けません。 ただでさえ声が小さく 周りの人をイライラさせている私です。 「ねぇ、この前もらったみか…」 とかで息切れしてしまうでしょう。 なので、振り返りません。 あれはきっとはっさく。 そのはっさくを貰いまして 手で皮をむいて、薄皮も面倒だけど剥きます。 私の周りの人で、このはっさくの薄皮を剥かないで食べた人がいます。 「苦かった。

      • 一階と二階の間に住む何か

        私は現在、離島で猫と暮らしている。 嘘のような本当の話。 離島で猫と暮らしているのだ。 幸いなことに猫アレルギーが無い私は 猫が足にまとわりついてきても 懐に入って来ても 甘噛みされても 今のところは平和に暮らしている。 しかし、気になることが一点ある。 猫が台所の天井の音のする方を目で追いかける。 一匹ではない。二匹以上はいるらしい。 野生の本能なのか、ねずみを追いかける猫。 どうかその隙間から出で来ないでくれと願う私。

        • 『ritokei』の離島との付き合い方についてが興味深かった

          よく考えてみればそうなのだが、やはりそうみたいだ。 地方移住ブームである。 都会での人混みや、息苦しさ。 そんな喧噪の中、カフェに逃げ込んでカフェオレで一息つく。 「離島にいきたい。」 大多数の人はその思いを折りたたんで、カフェオレを飲み干して 喧噪の街に戻るのだろう。 しかし、そのまま離島に荷物をまとめてきてしまった人もいる。 来てしまった人もいるのだ。 そんな都会から離島に来てしまった人が 離島で「ritokei」というフリーペーパーと出会った。 その中の特集

        セイコーマートのコーヒー50円クーポンが私を狂わせる①

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        • ラジオ感想文
          10本

        記事

          半蔵門のアパホテルと深夜の成城石井

          (これは、半蔵門で働いていたころの記録) 今日もアパホテルに帰ってきた。 終電も逃し、朝までにエネルギーを早急に回復させなければならないので帰ってきたのだ。もうアパでないと回復できない。 最初は嬉しかった折鶴も、物珍しくパラパラめくった社長の著書『強運』も見飽きてしまった。 アパホテルに帰ってくる時は決まって近所の成城石井で好きな量だけ買う。 深夜のビジネス街の成城石井はよい。安心できる。 とにかく人がいない。愛想笑いもできないくらい満身創痍で『ヒト』と触れ合いたくない

          半蔵門のアパホテルと深夜の成城石井

          TOKIOを捨てる…(実家大掃除)

          祖母が暮らしていた家に業者が入り、不用品をトラックで回収してもらったという知らせをグアテマラで聞いた。 『私がここグアテマラでもしもの事があったら、両親たちが大量のTOKIOグッズを処分するのか…』 考えただけで鳥肌がたった。 TOKIOは好きだったけど、もう過去のこと。

          TOKIOを捨てる…(実家大掃除)

          愚図

          12時58分。コメダにいる。 やっとたどり着いた週末。大事にしなくてはと思う。 今日は郵便局でゆうパックのダンボールを買い パクチーそーめん用のパクチーを買いに行く。 そして、夕飯の買い物をして グアテマラの土産物を島の友人に送りたい。 明日は今日間に合わなかった小林聡美の映画を見たい。 ほうら13時になってしまった。 呆れるくらい、愚図なのだ。

          みこすりを逃す

          ナマモノだったなんて、誰も教えてくれなかった。この棚が。 気付いた時には遅かった。 いつものように職場を小走りであとにして 辿り着いた最寄り駅。 カフェラテを淹れている間にふと目に入った漫画の棚。 あいつは確かにいたのだ。昨日まで。 みこすり半劇場。岩谷テンホー 東京スポーツに現在も連載している4コマ漫画だ。お色気具合もとても私好みなのだ。 その日にレジに持っていけばよかったのだ。 その日以来、みこすり半劇場にはであっていない。 悲しい。 また会いたい。み

          みこすりを逃す

          知り合いの漁師からもらった利尻昆布が家で沢山まっているという安心感

          利尻昆布と削りたての鰹節。 喫茶店で、dancyuをパラパラみていたらこんな一文を見つけた。 また利尻昆布。 利尻昆布は高級昆布だ。 しかし、我が家には出番を待っている利尻昆布が沢山いるのだ。 礼文島で暮らしていた時に知り合った漁師さんたちに貰った 利尻昆布。 そうです。 漁師さんたちに貰ったというのがいいのです。 癖のありすぎる漁師さんたちですが。 気のいい漁師さん。 都会の水は少々合わないが、私には。 利尻昆布が家で待っていてくれるという事がどれだけ

          知り合いの漁師からもらった利尻昆布が家で沢山まっているという安心感

          日曜の席替え

          『キャー!!』 小雨が降る日曜の15時まえ、豆菓子がついてくる喫茶店チェーンに 不穏な空気がながれた。 私の視線の先には4人家族。 ふいにお父さんと目があってしまった。 どうやら、なんらかの虫が出たらしい。 女の子がボックス席の隅を見ながら叫んでいた。 (見なきゃいいのに…気持ち悪いなら…) などとわたしは思いながら家族の動向を観察していた。 3分後、店員に促され、その4人家族は席をかえた。 モップを持った店員が掃除をしている。 私が思うことはひとつだった。

          日曜の席替え

          椅子取り合戦inスタバ

          やはりスタバの長期戦では中身が見えないドリンクがいいらしい。 土曜の朝、職場から皇居沿いをふらりふらりと歩き 小ぶりのスタバの店舗にたどり着いた。 30過ぎの体には会社の机での雑魚寝はこたえる。 しかし再び戻ってきたからこその出会いもたくさん転がっていて… 気味悪く『うふふふふふふ』と思う場面もたっくさんあるのだ…… などと考えながらスタバにたどり着いた。 日本のスタバはなんとなく窮屈だ。 カルディーで感じるそれともよく似ている。 一生懸命、お客様をもてなしています

          椅子取り合戦inスタバ

          介護脱毛か…

          『もしかしたら必要ないかもしれない』 ということを言いたい。 私は今年の春まで、祖母の家で祖母の在宅介護をしていた。前年に病気がわかり、それまでひとりで歌舞伎などを見に行ったり、趣味の飛行機や鉄道に乗りに行く、そんなとてもアクティブな祖母だったが、急に行動範囲が狭まってしまった。 私は、私の希望で祖母の在宅介護をやることになったのだが、見送ってみて思うことがある。 祖母は介護脱毛などしていないのに、まったく毛がなかったのだ。 髪の毛も大分抜けて、薄くなっていたので、

          介護脱毛か…

          グアテマラの蚊

          やられた。右足の膝裏。 かゆい。 グアテマラの蚊の羽音は大きくひびく。 絶対音感は持ち合わせていないが 「ミ」だろうか。 かゆいのだ。 膝裏というかゆい部分を狙われた。 かゆさに耐えながら数えてみた。 5か所。 まとまって刺してきやがった。 グアテマラの蚊め… いいさ こちらには   ムヒがある 出国前の2021年7月某日。 私は地元平塚の薬局にいた。 目の前には『液体ムヒ』『初代ムヒ』 私は迷わずこれを手にとった グアテマラにはこれだろう。

          グアテマラの蚊

          あの夢グループの通販でおなじみ、夢通訳機「グッドトーク」を持ってグアテマラへ

          2021年このご時世での海外ホームステイ滞在、プチ留学。しかも未知の国、グアテマラ。 無事にグアテマラまで到着することができるのだろうか。そんな不安だけを全身に纏いながら成田を出国した2021年7月9日。 いや、私には味方がいる。 こちら。 みんな大好き夢グループの夢通訳機「グッドトーク」 私は祖母の介護をしながら見ていたBS番組の間で頻繁に流れてくる夢グループのコマーシャルが大好きでした。 その中でも私が好きなのがこの「夢通訳機・グットトーク」 なんと夢グルー

          あの夢グループの通販でおなじみ、夢通訳機「グッドトーク」を持ってグアテマラへ

          安住紳一郎の日曜天国が効く(グアテマラスペイン語留学2021)

          現在グアテマラ共和国でスペイン語を勉強しながらのんびり暮らしている。 しかし、ホームステイ。やはり気を使ったり、野菜が思う程沢山とれなかったり、言いたいことが言えないもどかしさだったり、切れ痔になりトイレットペーパーを赤く染めたり… 不安になることはよくある。 その時は、私のスマートフォンに保存してあるラジオ『安住紳一郎の日曜天国』を聞くのだ。ベッドに大の字で寝そべり、目をつむり、安住さんの声を聞くとホッとする。 これはどんな薬よりも効く。 この不思議な現象に気づい

          安住紳一郎の日曜天国が効く(グアテマラスペイン語留学2021)

          日光浴のすゝめ(グアテマラにて考える)

          今日も4時間にも及ぶスペイン語授業が終わった。 今日も放心状態だ。 私のスペイン語の先生は英語が話せるので、説明を英語でしてくれる… グアテマラには、スペイン語教室があるが、スペイン語しか話せない先生が多いという… 英語を話してくれるだけでもありがたいというのに、スペイン語しか話せない先生と一体どのようにコミュニケーションを取っているのだろう。 未知の領域だ。 先生を見送ってから、太陽光のがはいる部屋の前の場所でぼーっとしてみた。 だんだん、どうでもよくなってき

          日光浴のすゝめ(グアテマラにて考える)