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逆境時に使えるリフレーミング4選

高校教師の枝瀬です。
主に、教育、心理、コミュニケーションや
自己啓発、日々の気づきを発信しています。

今年の桜の開花は早ければ
東京で3月18日(月)になるそうですね。
(ウェザーニュースより)

僕の勤めている市では
終業式あたりで桜が満開になるかもです(;^_^

桜の話題が出始めると
学校は、もう新年度に思いを馳せる頃。
新しい出会いの準備を始めていきます。

今回の記事は特に

・初担任など、まだ教員の経験の浅い方
・子どもとのコミュニケーションに関心のある人
・頑張り屋だけれど、まだ自信を持てない人

におススメです。

「だい」先生が、
初担任を務める先生に語りかけるスタイルで
書いていきます。
どうぞ、最後までお付き合いください。


若い先生が
まず心がけることとして
「言葉遣い」について説明しています。

手前味噌ですが、僕は現場で
「枝瀬先生と話すと元気が出ます」と
言われることが多い。

秘訣は「リフレーミング」にあり!

今回は特に
リフレーミング」について、
その絶大な効果を伝えますね。

リフレーミングとは新しい光で物事をとらえ直す技術


リフレーミングとは、
言葉や視点を変えることで、
問題や状況に対して新しい光を照らして
表現する方法です。

昨今、教育現場は

ブラックな職場だ!
定額働かせ放題だ!
〇〇ハラスメントが多すぎて何もできない!

なんて嘆き節で語られることが多い。

それを否定するつもりはない。
共感するところも多いかも・・。

でも、表現する言葉として
あまりにネガティブで後ろ向きだよね。
生徒の前では使いたくないフレーズだ。

自分は
「教育業界が大きく変わるとき」だと
表現するように心がけているよ。

「大きく変わる」を縮めると
「大変」という言葉になる。

「大変」「タイヘン💦」
って響きに引っ張られると
気持ちに余裕がなくなっちゃうし、
疲労感も増してしまうけど、

大きく変わる時なんだ」と捉えたら、
 慌てたって仕方ない。ゆっくりいこうや。
と思い直せるから、
本当に言葉の力は偉大だよ。

教師は、生徒のやる気や行動を引き出すプロなわけだから、
自分を奮い立たせる意味でも、
リフレーミングの技術を意識的に磨いていきたいよね。

言葉ひとつで
生徒のやる気や行動は
大きく変わる!!

ちなみに、
リフレーミング技術を高めるためには、
具体例を挙げていくのが一番。

今回はトラブル時に
私がよく使うリフレーミングを
紹介するので、参考にしてみてください。

おもしろくなってきた!

なにかと重宝できるフレーズです。

学校現場にいると、
想定外のトラブルは多々起きる。
生徒が思わぬ失敗や挫折に見舞われることだって。

そんなとき、
少し間を空けて、
ニカッと笑顔で
「おもしろくなってきたぞ!」

その一言で
雰囲気が和むことがあるんだよね。

トラブルはトラブル。
ピンチはピンチで
事実は変わらない。

でも、
その危機を「おもしろくしてやろう!」と
捉えられたら、それだけで人が集まるんですよ。

「人が集まる」がポイントで、
実際、学校内で起こるトラブルに、
一人で乗り越えられることなんてありません。

だからこそ、
「おもしろくなってきたあ!」
と言葉にして、
ピンチを「チャンス」に変換し、
仲間を募る。

困ったことがあったら、
笑顔で、先輩や同僚に
こう言ってみてください。

「〇〇というトラブルがあって、
 おもしろくなってきたんですけど、
 ちょっと話聴いてもらえますか?」

きっと応援してくれますよ!

一寸先は・・・光

闇じゃありません、「光」です。

暗くて、
ドン詰まりの状態になっているとき、
心も身体も閉塞感に満たされます。

そんなとき、
「一寸先は・・」とイメージすると
たちまち希望が湧いてくるんですよね。

絶望と希望は表裏一体といいますか、
希望があるから絶望があるし、
絶望するから希望をもてるのです。

逆説的なんですけど、
以下の言葉も趣旨は同じじゃないかな。

雨が降ってきたからって走ることはない。走ったって、先も雨だ。

坂本龍馬(『竜馬がゆく』より)

一時の雨で右往左往しても仕方ない。
雨は雨。
思い切り降られましょうよ。

でも、
竜馬のように
腹がくくれるのは
「いつか雨がやむ」とわかっているからです。

コンプレックスは輝く

僕が初担任のころから、
生徒たちに声かけしているリフレーミングです。

劣等感は
だれしも持っているものだけれど、
その劣等感は「希望」や「期待」の裏返し。

たとえば、
あなたは大谷翔平と比べて
コンプレックスってあります?

「なんで、オレは二刀流じゃないんだ!!」
って・・・・

・・・・・・・

思いませんよね(笑)?

自分の理想と別次元のものに対して
人は劣等感を抱きません。

コンプレックスを抱くのは
「なりたい理想」と自分を比較するからです。

ということは
コンプレックスって
見つめれば見つめるほど、
「なりたい自分」なんだから、
磨けば輝きます。

劣等感の中に
あなたの伸びしろが眠っています。

向き合うのは、ちと骨が折れますが、
やってみる価値、大いにあり。
ぜひ、掘り起こしてみましょうよ。

どうしよう?何しよう?こうしよう!

トラブルが起きたとき、失敗した時、
「どうしよう?どうしよう?」
と右往左往してばかりでは
思考停止状態です。

思考が止まると
行動が止まるので、
生産的なものは何も生まれません。

結局、状況を打破できるものって
「行動」なんですよ。

行動「だけ」がすべてを変えうる力をもつ。

「どうしよう?」と不安になったら、

すぐさま
「何しよう?」に意識を向けて
「こうしよう!」に変換しましょう。

そのとき、
先述した竜馬の言葉はすごく有効で、

雨が降ってきたからって走ることはない。走ったって、先も雨だ。

坂本龍馬(『竜馬がゆく』より)

トラブルや失敗が起きたら、
どうするも、こうするも、

まずは
トラブル/失敗を受け入れる」がいいと思いますよ。

雨に降られるのも
新鮮な感覚で
いいじゃないですか(笑)。

さんざん雨に濡れながら、
「じゃあ、何する?」「こうする!」
を冷静に考え直していきたいですね。

そのとき、
「おもしろくなってきた」
「一寸先は・・・光だ」
を言葉にして、
ぜひ周りを頼ってみてください。

一人で抱え込むと
たちまち闇の彼方で孤立感深めて
おもしろくもなんとなくなってしまいますが、

トラブルだって
みんなでワイワイ対話できたら、
あなたの光り輝く血肉になります。
これ、実際、おもしろいんですよ!!

まとめと補足


いかがだったでしょうか?
今回の記事は
「リフレーミング」の効果と
僕が良く使うフレーズを具体的に紹介しました。

リフレーミングで大切なのは
その言葉を使ったとき
実際、「あなたの心が動くかどうか」がどうかです。

使った時、
なにも感じなければ、
それはリフレーミングになっていない。

だから、
普段から心にアンテナを張って、
「ああ、こういう言い回しいいな」
「この言葉、元気出るな」
というお気に入りをストックしていってください。

いろいろな言い回しを試し打ちしながら

生徒に語りかけて効果が出たもの、
あなた自身を前向きに促すフレーズ

が生き残っていきますので、

そういう言葉には
言霊(エネルギー)が宿っていきますよ。

若いうちから、
意識してみてください。


最後までお読みいただき
ありがとうございました。
これを読んでくださったあなたの
少しでも参考になれば嬉しいです。

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