岡 拓也 / okataku

UX Designer / XRとインタラクションデザインが大好物です。

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最近の記事

失敗から学んだユーザビリティテストで気をつけること

事業会社でUXデザイナーをしているokatakuです。 去年から業務でユーザビリティテストをする機会があり、慣れないながらもテストの設計や実査をこなすにつれ少しずつ分かってきたことがあるので、備忘録としてメモを残します。 この記事での"ユーザビリティテスト"ユーザビリティテストは様々な段階・対象で実施されるため、一意に語れない側面もあります。この記事では、以下のような条件・状況で実施するユーザビリティテストについてのポイントを記述しています。 ローンチが迫ってきている段階

    • インタフェースデザインの心理学 「人はどう記憶するのか」

      「インタフェースデザインの心理学」で紹介されている100の方針を実例とともにまとめました。この記事では3章の「人はどう記憶するのか」に関連する8方針を見ていきます。 人はどう記憶するのか 019 ワーキングメモリの限界 「ちょっと覚えておく記憶」− 1分足らずの間だけ覚えておくと きに使う記憶− のことを「ワーキングメモリ」と呼ぶことにします。単位時間内に処理している感覚系からの入力量とワーキングメモリと のあいだには、一方が増加すれば他方が減少する

      • インタフェースデザインの心理学 「人はどう見るのか」

        「インタフェースデザインの心理学」で紹介されている100の方針を実例とともにまとめました。この記事では1章の「人はどう見るのか」に関連する12方針を見ていきます。 人はどう見るのか脳の約半分は目から入ってくる情報の処理を担当している。 私たちは目が物理的に受理する情報をそのまま見ているわけではなく、目が受理したイメージが脳に伝達され、脳が変更や解釈を加える。 001 目が受け取る情報と脳が私たちに伝える情報は微妙に違う 脳は目に入るものすべてに絶えず「解釈

        • カーム・テクノロジーの8原則から考えるSpatial Computing時代に守るべきこと

          こんにちは、UXデザイナーのおかたくです。 今回は、『カーム・テクノロジー 生活に溶け込む情報技術のデザイン』を読んだ上で、Spatial Computing時代に守るべきことをまとめてみました。空間的プロダクトに限らず、あらゆる情報技術を扱う人にとって学びの多い本だと思うので、是非ご一読ください! カーム・テクノロジーとは カーム・テクノロジーとは、ビキタスコンピューティングの父、マーク・ワイザーが提唱した設計思想で、ユーザーがテクノロジーとより自然な形で関われるように

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          Midjourney×ChatGPTでストーリーボードを作る方法

          こんにちは。UXデザイナーのおかたくです。 今回はMidjourneyとChatGPTを使ってストーリーボードを作る方法をご紹介します。01でアイディアやそのストーリーを生み出す工程については本記事の対象外で、既に考えられた体験の流れの可視化が主となりますので予めご了承ください。 作業環境ChatGPT Midjourney(Discordのアプリ版) 作成手順1. 主人公の準備 まず初めに、ストーリーボードの主人公となるキャラクターを準備します。事前に元となるキャ

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          The Met Unframed を体験した感想

          The Met Unframed とは  The Met Unframedとは、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタンにあるメトロポリタン美術館と同国大手携帯電話事業者Verizonが共同開催している、双方向性があるバーチャルアートを体験できるウェブ上のコンテンツです。モバイル専用の無料コンテンツで、PCの場合サイトのQRコードから飛ぶことで誰でも体験することが出来ます。(現在はサービス終了) 具体的な内容このコンテンツは、 人 と アートやアイディア をコネクトす

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