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小学生向け(和書)

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娘たちが実際に読んだ本の中から、おすすめをご紹介。また、中学受験を目指す子どもが、背伸びしすぎずに読める大人の小説を「小五と読書」と題して探しています。
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記事一覧

【小6と読書】「新聞を読む」というスキル

海外に住んでいるということを言い訳に、ニュースはもっぱらネットで拾っています。。 食事中…

 【ビジネス本】「カレーすき焼き」から日本企業は脱せたか

一時期、大阪で営業をしていたときに担当していたこともあり、その後「ハリーポッター誘致成功…

【小6と読書】9.11の時、アメリカの高校生だった

私は当時、日本の高校生で、休み時間に先生たちがざわざわっとしたかと思ったら、「アメリカの…

【小6と読書】ご近所に美術館がある贅沢

市の財政破綻により、篤志家の寄贈した珠玉のコレクションが、売却の危機にさらされる… 実話…

【小6と読書】価値観はどこで染み込んだのか

長女が日本では6年生になりますので、タイトルも【小5の読書】から【小6の読書】に進級です…

【小五と読書】誰もひとくくりにできないから

成長しながら、絶えず変化していく自己認識。 子供の頃の「自分は特別だ」という感覚。 思春…

【小五と読書】え、翻訳本かと思ったミステリー

ひたすら、アガサクリスティ氏と赤川次郎氏を読んだのは小5の時。そのあとぱったり読まなくなって、その後もダン・ブラウン氏、アダム・ファウアー氏、恩田陸氏、宮部みゆき氏、辻村深月、横山秀夫氏、黒川博行氏…くらいで、推理小説やミステリーに造詣が深いタイプでは全然ないのですが、 たまたま手に取ったのがこちら。 舞台はアメリカの教会で、民主党の候補者が選挙演説中に謎の死を遂げるところから始まります。舞台だけでなく、最初数行読んだ時に、「あれ?翻訳本?」って思ったくらい、日本人作家と

【小五と読書】等身大でいられるときは、一瞬

図書館が遠かったせいか、「借りた本を返しに行く」のは、ちょっと億劫に感じる方でした。だか…

名作『長くつしたのピッピ』|英語と訳者で読み比べ!

先日、本棚を整理していたら、『長くつしたのピッピ』が二冊あることを発見。 私は青い鳥文庫…

サヴァン症候群の人から見える世界。すごく違うところとぜんぜん違わないところ。

子供と読める本を探していたときに、そういえばこれは未読だったな…と手に取った本。 何年の…

【本】普遍の名作!こどもが最初に出会う哲学

最近、悩みの深さが増している、次女の日本語問題。英語の単語は一発で覚えられるのに、日本語…

【洋書】映画化・ドラマ化 ハリーポッターの次は、ギリシャの神々と人間のハーフ

日本語の小説は私から長女にレコメンドすることも多いのですが、洋書は文字通り分厚い小説を「…

【小一の読書】漢字と慣用句がある絵本はありがたい

一歳半で香港に来た次女は、英語の方が楽に読めるみたいで、今はみんな大好き、マジックツリー…

【小五と読書】理系男子の生態がわかる?物事を突き詰める醍醐味

面白い本を立て続けに読んでしまうと、すぐ追いつかなくなるこの読書記録note^^; 後で見返すこともあるので、特に印象に残ったものからいきます! 福岡伸一ハカセの本お友達の「好きな作家リスト」にあって、初めて知ったお名前。思わず、おすすめの本をいくつか教えてもらって手に取った、分子生物学者でエッセイストの福岡ハカセの本。 理系の人ならではの独特のユーモアがあって、2冊あっという間に読んでしまいました。底に流れるひたむきさは、山中伸弥氏の自伝にもつながるところがあり(これは