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私学教員採用試験の裏側3選

皆さん、こんにちは!!
現在私立中学高等学校で、数学の教員をしながら教員を目指している方や、教員に対する些細な疑問を持つ方たちに向けて情報を発信している、S.Kiriaです。

本日は、私学教員採用試験について実際に学校で働いているからこそ知っている採用試験の裏側についてお話ししたいと思います!
少しでも多くの教員志望者の有益な情報になればと思います。

それでは見ていきましょう!


私学教員採用試験の裏側3選


1.過去の出願記録が残っている

私立学校のほとんどは、受験者の受験歴・筆記試験の成績を記録として残しています。

つまり、この受験者は採用試験を数回受けていることやこの前の採用試験は筆記試験で落ちていたなど過去の受験歴が記録として残っているため、過去の成績によっては他の受験者より不利な状況で採用試験に挑まなければなりません。
もちろん、過去の成績が良ければむしろメリットとして採用試験に臨めますが、過去に内定をもらえなかった時点で何かしらその学校の求めているレベルに達していなかった可能性が高く、同じ学校を複数回受験する場合のほとんどは、マイナスな状態から挑むことになることを頭に入れといておいた方がいいでしょう。

2.学科試験トップの受験者は内定がもらいにくい

先ほど述べたように、私学の採用試験ではほとんどの場合、受験者の専門教科の試験の成績は記録されています。
これは採用担当の先生から聞いた話なのですが、専門科目でトップクラスの点数をとった受験者の中で、内定をもらえた受験者はほとんどいないみたいなんです。
※少なくとも、私の学校では成績トップの受験者が内定をもらえた事例は今までないみたいです。

考えられる原因としてはその次に行われる模擬授業ではないかと思われます。

学校が求めている教員の資質として

勉強ができる 〈     教え方が上手

教員を求めている学校がほとんどです。

もちろん、個人差はありますが皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?

・勉強ができる人って勉強ができない人の気持ちがわからない

・何が分からないのか分からない

最初から理解している人よりも一度つまづいた経験がある人の方が教えるということに関しては長けている人が多い傾向にあります。
(1度つまづいているからこそ何が分からないのか、分からない人の気持ちを理解できるんですね!)

専門科目の試験の次は必ずと言っていいほど模擬授業があります。

この受験システムだからこそ、専門科目の成績がトップでも内定がもらえる可能性が低いのかもしれませんね。

3.受験校に友人がいると情報が共有される

教員志望の学生、または現役教員の方なら教員仲間は非常に多いと思います。
中には、教員仲間から採用試験の話を聞いて受験を考えている方も少なくないと思います。
しかし、そんな受験には注意が必要です!
採用担当の方は、履歴書から学校内にいる先生と関係がある人なのかどうかある程度見極めることができます。
採用試験は何よりも人柄重視!
採用担当者は選考材料の一つとして関係のある先生に受験者の人柄や雰囲気など履歴書では知り得ないような情報を内密に聞くことでしょう。
友人であれば悪く言う人はいないと思うので評価が下がることはないと思いますが、中には友人関係のある受験者は平等という観点からあまり内定を出したくないと思っている採用担当者もいると思いますので注意が必要です。

いかがだったでしょうか?
本日は私学教員採用試験の裏側3選についてお話しさせていただきました!
今回の記事は、学校の中で働いているからこそ知っている情報ということもあって皆様の就活に活かすことができるのではないでしょうか?

私学教員採用試験はそもそもの内定者の数が少ない狭き門ですが、少しでも多くの受験者が内定を手に入れてもらえればと思います!

本日は、お忙しい中、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
今後も教員生活のありのままを発信していこうと思いますので、フォローのほどお願いいたします!

また、私が実際授業で扱っている教材を販売していますのでそれも併せて
お願いいたします!
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