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一瞬の永遠-やさしい風-

カチャッ。半ば諦めながら玄関の扉をそっと押した。11月7日午前8時、やさしい風にふわっと包まれる。生きていたい。ずっとこの心地よい安心感に浸っていたいと立ち尽くしていた。
温かいような涼しいような、誰かに愛されていると感じれる穏やかさ。漢字をひらがなで書き表したいそんな感覚。

日々の雑踏や喧騒からパッ!っと別世界の一室へ。心の水面は竹藪に囲われて波紋は緩やかに小波へ落ち着いてゆく。幸せだな、しあわせって生きていたい気持ちだ。

美しいと感じ取れる心を取り戻してくれたあの風。きっと私の過去にも同じような天気で、幸せだったから今も同様に感じられるのだろう。みんなありがとう。

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