「聞く力」とは相手の存在価値を認めること
人間は、とても感情豊かな動物です。
「怒ったり」「泣いたり」「笑ったり」「喜んだり」「おどけたり」など、人間からこの感情がなくなったらと考えるとゾッとしますね。
一方で人間は、本当に些細なことで、テンションが上がったり下がったりします。
やはり根本的に人間は、脆く儚い生き物だから、お互いに助け合って励ましあって生きることが大切ですね。
だから「話を聞いて欲しい〜」という時には、その人の存在価値を認めてあげることが大切です。
「こういうことに悩んでいたんだね〜」
「仕事のことを真剣に考えてくれてありがとうね〜」
「話してくれてありがとうね〜」
人間は自分の存在価値を認めてもらえると、その認めてくれた人に対して心のガードが下がるものです。
それが、人に対する安心感というものです。
たとえ指摘をされたり、指導されるような時でも、存在価値を認めてもらっているという信頼関係があると、その人の言っていることを受け入れられるものです。
そうすると、いわゆる腹を割って話し合うことができるようになります。
その結果、些細なことや小さな食い違いは、その場で解決できたり、冗談で終わったりします。
つまり「大したことない」のです。
しかしこのような信頼関係が構築できずに、表面上での話し合いを進めると、大問題になってしまうのです。
「大したことない」出来事が、傾聴力がないために、大問題になってしまうことはよくあります。
どこでもよくあるのではなく、傾聴力のない人の周りでよくあるのです。
「ちょっとしたことなんだからこれから気をつけます」では、またやってしまうのです。
そこには「スキル不足がある」という謙虚な認識が必要なのです。
コミュニケーション能力も、人間性の上に成り立つ能力ですね!!
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