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【開発・業務改善事例】エフェの開発のようす|2023年9月

エフェクチュアルのプロダクト開発部は「顧客に対して価値があるアップデートを高頻度で届けることができる開発組織」を目指しており、顧客要望をプロダクトに出来るだけ早く還元する取り組みや、不確実性に迅速に応えられる開発体制の構築に向けた継続的なチャレンジを強みとしています。

このスピード感や開発の空気感をお伝えするため、定期的に開発 / 改善を行った内容をまとめて、リリースノートとして公開することにしました。

これを読むことで当社のプロダクトやエンジニアチームの働き方、文化などを感じていただけます。

9月の動きまとめ

9月はLocation Connectにて1回、WEBリスククラウドにて1回のアップデートを実施しました。

8月にメジャーアップデート4回を含む多数のアップデートを実施したため、9月はアップデート回数に関しては多くありませんが、10月に大きなリリースを予定しており鋭意開発中です!

業務改善に関してもアジャイルイベントのアップデートや、スプリント期間変更により発生した課題への対策など、エフェクチュアルの開発にフィットした体制構築に取り組んでいます。

8月のまとめはこちらからご覧いただけます。

機能追加

WEBリスククラウドのキーワード対策機能がフィルターワードに対応しました

実際のフィルターワードのリスト

Googleのアップデートにより、検索した際に、検索結果を絞り込むための「フィルターワード」が表示されるようになりました。
フィルターワードにもネガティブなワードが含まれることがあるため、そちらも併せてレポーティングできるようにしたいという要望があり、対応しました。

今回のアップデートでは、フィルターワードの順位のチェックはもちろん、そのワードがネガティブかポジティブかの設定もできるようになりました。

これにより弊社のオンライン評判管理対策サービスの品質担保・向上につながります。

業務改善

出荷判定とスプリントレビューの分離

これまではスプリントレビュー内で出荷判定をしておりましたが、これを分離することにしました。
それぞれ役割を定義し運用しています。

■出荷判定
・開発が完了したら実施
・開発が完了したものからできるだけ早くリリース可能な状態にする

■スプリントレビュー
・スプリントの終わりに実施(2週間スプリントのため2週間ごと)
・スプリントでの成果を確認、デモを行い、プロダクトの価値を向上させるためのフィードバックを収集する

エフェクチュアルではスプリントレビューを全社に公開しており、プロダクト部門以外のメンバーも自由に観覧できます。

特にお客様と直接コミュニケーションをとるセールスやカスタマーサクセスのメンバーは積極的に参加しており、イベント内では生の声を生かしたフィードバックを行なっています。

スプリント内でプロジェクトが完了しない課題の改善

7月の業務改善でスプリント期間を1週間から2週間に変更しました。
(詳細は7月のリリースノートをご覧ください。)

その結果、「スプリントプランニングでの計画が予定通りに進まない」という課題が発生しました。
具体的にはスプリントの初期ではスムーズにタスクが進んでいる一方、中盤から停滞を始め、やり残しがある状態でスプリントが終わってしまうような状況です。

要因はこれまでより長いスパンで計画を立てる必要があり、下記のような状況になったことです。

  1. 想定外の問題が発生しやすくなった

  2. 要件変更や発生した課題への迅速な対応が難しくなった

これに対しいくつかの施策を実施した結果、状況がかなり改善されてきました。

  • 不確実性の高いタスクに優先的に取り組み、予期せぬ問題が発生した場合に早めに対処する

  • マイルストーンとなるタスクを明らかにし、適切なタイミングで着手することで手戻りリスクを低減する

  • PdMとのコミュニケーションを強化し、開発するものの要件を柔軟に調整する

下の画像を見ていただけると、徐々に理想的な右肩下がりのグラフに近づいていることがお分かりいただけると思います。

バーンダウンチャート(横軸:経過時間、縦軸:残タスクの量)

エフェクチュアルではアジャイル開発を導入してから1年弱となりますが、このような形で試行錯誤しながら生産性の高い開発体制の構築に取り組み続けています。


最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事では概要をお伝えしましたが、より詳しい話を聞いてみたい方はぜひお気軽にご連絡ください。

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