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おこりんぼうさんに#絵本の読み聞かせ

ひとりのおこりんぼうさんがいました。彼はイライラがMAXに達してしまうと、物を壊しても気が済みません。

壊してしまった後、通常に戻ると残念な気持ちになってしまうのです。

壊してしまうと『弁償』する事になる。そうすると母親から叱責。

それが連日ともなると、母親だってなんという言葉をかければいいか・・・

その言葉はエスカレートし、耳をふさぎたくなる様な言葉を発してしまうのです。

なんとか壊す前に止めることはできないか・・・

「怒る」がテーマの絵本を読んでみて、お話してみよう
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「いかりのギョーザ」苅田澄子:作 大島妙子:絵

内容*怒りのパワーで餃子を焼くことのできるフライパンのお話。

私:怒るとさ・・・疲れない?
彼:別に

「おこる」中川ひろたか:作 長谷川義史:絵

最後のページに彼は反応。
−−−おこらない人になりたい

彼:そうなんだよ

私:怒りすぎちゃって失敗したことある?
彼:うん

『おこりんぼうものさし』を作ってみた


おこりんぼうものさし

怒っていない時に聞いてみた。
私:今どこ?
彼:ここ(0を指した)

イラッとした時、4を指しに行ったことも。

物を壊さなくなって10 日過ぎた・・・

ある日、ぼそっと
彼:怒っても意味なくね?

お!
スゴイ成長じゃん!

怒っている人に対する寄り添い方

コーチング仲間に相談すると、この絵本を紹介してくれました。

「おこりたくなったらやってみて」

早速、読み聞かせしてみた。

しっかり聞いている様子はなかったけれど、時々ツッコミ入れたりしてたから、多少インプットできたかな?

内容*自分で怒りの気持ちを外に出すイメージをする呼吸のやり方

物を壊さなくなって2週間

イライラして、物を蹴っ飛ばしてしまうこともありますが・・・

また、どうしても事情を聴きたくてイライラしている彼に近づいた時には、「うるさい!あっち行け」と、メガネを取られ、放り投げられてしまいました。『これはもう、聴いてくれるな』のサインか・・・

これ以上しつこくすると、壊す危険があるので、引き下がるしかない。

* * *

彼自身も以前よりはコントロールできるようになってきているので、
見守る周りの人も、サインをキャッチして、

『ものさしの10』までいかない、いかせない。

という配慮をして、壊さない経験を重ねていくと、「キモチのコントロール」ができるようになっていくかな?

* * *

そして、私は、契約期間を終え、彼の元を離れることになった。



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