スクリーンショット_2019-06-20_20

こどもの未来をひらく会

ホーチミンを離れるまであと一週間となりました。
そんな今日、嬉しいことがありました。過去の経緯を振り返りつつ、今日の出来事をご報告します。

僕がホーチミンの保護者から初めて相談を受けたのは2018年の春でした。対話を重ね支援の必要性を感じ「こどもの未来をひらく会」を発足し、学校運営委員会に「みんなの相談室(日本人学校のニーズに合わせた通級教室のようなもの)の設置」を求めて要望書を提出しました。当時の活動についてはこちらをご覧ください。年末にはこどもの発達に詳しい医師と一緒にセミナーも開催しました。

地道な活動を続けることで、悩みを話す場所を得て、少しずつコミュニティも広がっていきました。しかし、商工会や学校への要望は届かず、実際に帰国を選ぶ方も多くいました。

そして今日、大きな進展が二つありました。

ひとつは「子供の未来をひらく会」のチラシを学校(校長室の前)で掲示していただくことになりました。
昨年は掲示をお願いしただけで「特定の団体とは関わりを持たない」というPTA規約ができるほど警戒されていました。今年は悩む保護者が情報を共有し、悩みを話し、共に助け合うことは望ましいことだと校長先生は言ってくださいました。
学校に掲示をしていただけることは、発達に問題がある子どもの存在を学校が認め、悩むお母さんたちがグループを作ることを応援してくださる姿勢だと思います。

ふたつ目に、2学期から支援が入る可能性が見えてきたことです。僕は補習校でボランティアをしているのですが、そこで養護学校の教諭を長くされていた方との出会いがありました。早速ご連絡したところ、校長先生は前向きに支援を検討してくださると言ってくださいました。また、「 "担任を変えてほしい" 以外なら、いつでもお母さんたちの相談にのります。」と仰ってくださいました。

まだまだこの先、乗り越えるべき壁はあるとは思いますが、発足からおよそ1年半、地道に活動してきたことが実を結びそうです。

唯一残念なのは、僕は二学期から始まる支援をじかに見ることができないことです。でもホーチミンで学ぶこどもたちが楽しい毎日を積み重ねることができるように祈っています。

僕の作った動画、「困ったさるくん」を貼ります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?