キッズプロダクトの企画思考①(職業体験アプリ)

急きょ思い立ったのですが、正月休みは少し時間がありますので、去年、少しお手伝いさせていただいた職業体験アプリの企画思考を、つらつらと書いていきたいと思います。

個人的な思考回路ですので、絶対にこうしなきゃダメという訳ではありませんし、唯一の正解でもないと思います。単なる個人の戯れ言ということで、捉えていただけますとさいわいです。

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■まずは、対象の職業について調べることから始まります。

調べていきますと、なんとなくその仕事の流れが掴めますので(仕事をブレイクダウン出来る)、そこから、コンテンツに落とし込める部分を探していきます。

職業体験アプリは前提として、「職業について学んでもらう」と言うのがありますので、コンテンツ化するときには、なるべく嘘がないようにします。

ただ、ここが難しいところなのですが、忠実過ぎると、コンテンツとして楽しめない部分が出てくる場合があります。

ゲームという手段を用いる以上は、楽しんで遊べるエンタメ要素が必要になってきますので、そこは、両要素を上手い具合にバランスを取ることが、必要になってくると思っています。

コンテンツ化部分を選ぶ基準は、自分が「へぇ」と思ったところや、ここはこの職業の肝だから知ってもらいたいなぁ・・と思ったところを抜き出す感じです。(実際にその職業に携わっているかたに話を聞いて、ポイントを絞ることができればベターですが、必ずしも、それが出来るわけじゃないのが難しいところです)

■その後は、一度、絵コンテを描いてみます。

頭の中でイメージした流れを可視化すると、「あぁ、ここはなんか違うなー」とか、「ここでこの要素が必要になってくるなー」など、様々な気付きが得られますので、考え直してまた書いてまた考え直して・・を、数回繰り返すのです。そうやって、ゲームの流れを少しづつ固めていきます。

ちなみに、ここでは まだラフの段階ですので、ゲームルールなどの詳細部分は詰めておらず、そこはなんとなく曖昧な感じに留めておきます。

全体の流れをある程度固めてから、個別のルール(仕様)に進むイメージです。・・と言いましても、場合によっては、先にそちらを固める場合もあります。

そこは、案件によってやりやすい方を、臨機応変に対応していく感じです。

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