母親だって子供が可愛くない日もあるよ
ここ最近の子供が命を落とす悲痛なニュースを見るたび、胸を痛める一方、子を持つ親として自分がその立場に立つ可能性があるんだということを、再三にわたり突き付けられる気がする。
日常的に虐待することについては理解できないしたくもないけれど、産む選択をした以上、まして大変な新生児期を乗り越えて、可愛いと思える瞬間も確かにあったはずなのに、何故そうなってしまうのか、ととても苦しい。
しかしながら、親が子を死なせてしまう事件の中では大切に育ててきたもののストレスの積み重ねの末、「はずみ」でその悲しい最後を迎えてしまうケースもある。
私はそこに対して、自分がその立場になるかもしれないという危機感を常に抱いているし、絶対にその行為を許してはいけないけれど、少なからずの理解は示せてしまう。それだけ子を育てることは大変だし、大変だということにまだまだ周囲からの理解は得られてないからだ。
生んだ以上育てるのが親のつとめだけども、それにしてもまだまだ根強い母親神話は母になりたての私たちを苦しめるには十分効果的だ。
子供を育てることは命を守ること。母親になったら当たり前にできることではない。でもどうにかこうにかしてやっとその小さな命を守ろうとしている。だからこそ日々プレッシャーを抱えている。
子供はかけがえのない存在だし、心から愛しているけれど、思い通りにならないことばかり。私も人間なので、時々は「なんなんもう!可愛くないなー!」と思うし、そう思う自分に「お母さんなのに」と罪悪感を抱いたりもする。
でもそれでいいんだと、少しずつ自分を許してあげたい。母親になってまだ一年。そういう「お母さんなのに」という罪悪感を少しずつ減らしていくことで、私は危機感やプレッシャーから解放されるのかもしれない。
そうすることで私は子に愛を注ぎ、命を守ることが出来るのだと信じてる。
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