近所のTSUTAYA

1年前、近所のTSUTAYAが100円ショップになった。

わたしはまだ、信じていない。

そこは、家から1番近いTSUTAYAで小中学生の時はCDを沢山借りに行った。
高校生になってからは学校帰りにそこに寄って映画のDVDを毎週借りた。
私が映画を好きになったのも、そこで借りたDVDの影響が大きい。
新作コーナーには今思えばかなりマニアックな映画が揃っていて、今でも私の中で大切な作品はそこでパケ借りしたものがおおい。

あの、急な階段も年々狭くなっていくCDコーナーも
宝箱みたいな映画の山々もブラインドの隙間からチラリと見える18禁コーナーも全てが昨日のようによみがえる。

TSUTAYAが無くなってからあそこには一度も行っていない。毎日電車で通るけど、なんとなく悔しくなったりして、未だに踏み込めない。

大切な場所って急に無くなるものなんだね。
毎日のように新しい建物が壊されてはできて、見てきた景色がガラリと変わっても、こうやって思い出せる間は私の中に残っているんだ。

 

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