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街の喧騒

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街で見掛けて喧騒絵巻をご紹介させて頂いております。
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記事一覧

太陽の出なかったあの週のローマ

電話会社の手違いでここ10日間電話が使えない。 電話が10日間も使えないと言うことは、実はか…

販売数世界一のメロンパンを求めて

日本にてテレビを付けると、大抵のチャンネルではお料理番組が放映されている印象を受ける。 …

もしもロールスロイスに乗れたなら

フェラーリを乗り回す知人の気分を損ねてしまったことがある。 「4000万円も車に費やすのなら…

隠れ家を見つけた金曜日

日本での楽しかった日々をいつまでも引きずって過ごすわけにもゆかず、ぼちぼちと、北欧の日常…

今年も訪れつつある、玄関の呼び鈴を怖れる日々

 予告もなく玄関の呼び鈴がなった。  「チリリン」、と短い呼び鈴ではあるが、心臓の動悸を…

夕食に立ち寄っただけの湖畔の街

予約をしていたホテルに到着するのはかなり遅くなると判断したため、中途の街にて夕食を済ませ…

ヨーロッパは雪の中で

統計を取ったわけではないが、車で遠出をする日に限って雨雪嵐に見舞われる傾向があるように感じられる。四月に入ってからは降雪の日が続いている。 戦争の影響で、地方都市に出掛けなければならない事情が出来た。中世からこの都市に存続する古城は、雪の中に映える。 この日は、一時たりとも太陽を拝めなかった。しかし、折角の遠出である。見方を変えて前向きに捉えてみる。 雪の似合うこの地方都市を訪れるには、これは格好の日であった。夜の高速道路が光の饗宴を演出できるのもこのような日である。

この国の実力を甘く見ていた 寿司だけではなかった

この町における一人当たりの寿司屋数は世界一であると伺っている。寿司コンテストにおいて優勝…

人が恋しくなる一時

必要なものがあるわけではないが、デパートの中を漫歩されている方々を眺めていると感じる。か…