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ヨーロッパは雪の中で

統計を取ったわけではないが、車で遠出をする日に限って雨雪嵐に見舞われる傾向があるように感じられる。四月に入ってからは降雪の日が続いている。

戦争の影響で、地方都市に出掛けなければならない事情が出来た。中世からこの都市に存続する古城は、雪の中に映える。

この日は、一時たりとも太陽を拝めなかった。しかし、折角の遠出である。見方を変えて前向きに捉えてみる。

雪の似合うこの地方都市を訪れるには、これは格好の日であった。夜の高速道路が光の饗宴を演出できるのもこのような日である。


城のお堀と橋


ここが監獄としても機能していた時代、石畳の房の中は冷たかったのであろうか


これには、規模は異なるが徳島県鳴門の渦潮を髣髴させられた、


いずれの渦にも落下は御免被りたい


このような地方都市で暮らしていたら今頃はどのような生活をしていたであろう、日本人は住んでいるのであろうか


帰り道、高速道路を走り都市部に近付くと、突如、光の饗宴に迎えられる


嵐の中の運転は容易ではないが、アートの中を潜り抜けてゆくような錯覚を受ける


肩を凝らせながら運転していた長い一日のあと、温かいスープは格別に美味に感じられる



ご訪問を頂き有難う御座いました。


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